※毎年恒例の早稲田祭エッセイです
当然のようにあり続けると思ったものが、突然なくなった。
人と集まることも、お酒を酌み交わすことも、肩を組んで応援歌を歌うこともできなくなった。
そんな学生生活を送っている学生たちの気持ちを考えると、本当に胸が苦しい。私たちにもっと、できることはなかったのか。
そんな情けない大人たちを横目に、学生たちは力強く前に進んでいました。
オンライン開催になった2020、そして今年は来場者を絞りながらも、有観客での開催。
4年間しかない(実質活動できるのは3年間)学生生活の、その丸2年をコロナという危機に見舞われながら。
それでもこのバトンを繋いでくれた後輩たちには感謝の言葉しかありません。
ついに新生早稲田祭が2002年に始まってから、今年で20年。変わるもの、変わらないもの。
「コロナ禍での早稲田祭の意義や意味を問われて、色々答えて来たけど。結局は早稲田祭を見たい、早稲田祭をやりたいと言う想いが一番だった」
という最後の代表あいさつに、すべてが凝縮されていた気がする。
私たちは創りたい。私たちは見たい。私たちは同じ瞬間を過ごしたい。
その想いをすべて詰め込んだ空間こそが、私が青春のそのすべてをぶち込んだ早稲田祭そのものなんだと思います。
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この年になって、そして政治家になって、つくづく早稲田祭と早稲田祭運営スタッフ(運スタ)がくれたものの大きさを痛感する日々です。
毎年のようにやってくる選挙におけるチームづくりやオペレーションも、党内で回ってくる事務仕事でも、私の基盤にあるのはほぼすべて早稲田祭の経験。
「事の成否は準備と段取りが99%、本番はたったの1%」
「悲観的に準備をして、楽観的に実行せよ」
と先輩たちから叩き込まれた裏方の美学を胸に、細部まで自分で詰めるのは運スタ時代からの私の性分。
早稲田祭がなかったら、今の自分がないと断言できるからこそ、早稲田祭もいつまでもあり続けて欲しい。
そんなワガママな願いを叶えてくれる後輩たちに、今年も心からのありがとうを。
来年こそ、フルスペックでの早稲田祭が開催できることを信じて、私もそのために力を尽くしていきます。
20年目の早稲田祭に、誰よりも深い愛と感謝を込めて。
早稲田祭運営スタッフOB
音喜多 駿
関連過去記事:
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青春のど真ん中にあって、誰にも譲れないもの。早稲田祭 / 2014
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おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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