もっと、新しい日本をつくろう

裏方の美学。何よりも大切なことを教えてくれたのは、やっぱり早稲田祭だった

日々のこと

「この10分間のステージに立つために、1年間、練習してきましたから!」

決意に満ちた顔のパフォーマーたちを舞台に送り出す。演技が終わり、引退を宣言する幹事代の大学三年生たちの姿を見て、ほっと胸を撫で下ろすとともに、もらい泣きをしそうになる。

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学園祭運営スタッフ(文化祭実行委員)は、究極の裏方スタッフだ。そんな演者たちの舞台を整えるため、たった2日間の本番のために、残りの363日を費やしていく。

そこから学んだことは、あまりに大きい。

本番に至る、その準備と段取りがすべてなこと。
目立つステージの影には、必ず裏方が存在すること。
そして表舞台に立つには、その数百倍、見えないところで努力が必要だってこと。

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決して浮ついた気になっているわけではないけれど、目まぐるしく流れる政界の激変の中で、ときに自分を見失いそうになる。

衆目を浴びる都議会の壇上や、カメラが回る華やかなテレビスタジオの中で、自分が何者であるかがわからなくなる。

そんな時に立ち戻るのは、あのとき舞台袖で、演者たちを見送った時の自分。

たった二日間の、でも最高の祭りを創るために、這いつくばっていた頃の姿。

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15年目を迎えた早稲田祭2016、最高でした。

「もっと利口になれよ」
「政治なんて、そういうものだ」

そんな言葉に数多の若手政治家が流されていく中で、辛うじて自分が自分でいられる気がするのは

「そんなもんじゃねーだろ!!」

と言っているような、あの頃の自分みたいな真っ直ぐな目をした学生たちがいるから。

日本一の学園祭を毎年くれる後輩たちに、最高の恩返しができるように。

とっとと日本一の政治家になって、早稲田祭以上にワクワクするような社会をプレゼントしたいと思います。

今年も最高の祭りを魅せてくれた早稲田祭運営スタッフの後輩たちに、ありがとう。

祭りを作り上げたすべての参加者・来場者の皆様に、心からの感謝を。

15年目の節目を迎えた早稲田祭に、無限の愛を込めて。
おときた駿

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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