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最高に格好悪い自分と、そこにあり続ける早稲田祭。落選俺物語は続く

日々のこと

1年間でもっとも楽しみにしているイベントである、早稲田祭。私の青春のすべてを置いてきた、早稲田祭。

今年は久しぶりに政治サークルのイベントで登壇依頼もいただいており、母校を尋ねることを心から楽しみにしていた。

なのに、私は落選した。

最高に格好悪いし、ダサいし、合わせる顔がない。

去年のブログには早稲田を含む選挙区から衆院選に挑戦することが意気揚々と書いてある。

>調子に乗って、ペシャンコに叩き潰されて、また立ち上がって。それを繰り返して、自分はどこまで行けるかな。

なんて、自己陶酔した文章まで残っている。

そう、私は確かに、調子に乗っていたのだ。実力不相応に。こんなことを書きながら、まだまだ上に登り続けていくことを確信して。

そして、ものの見事に叩き潰された。

SNSでは軽口を叩きながらも、41歳で無職になった男に秋風は冷たいし、淋しい。

でも、考えてみたら早稲田祭運営スタッフをやっていた学生時代は、格好悪いことばっかりだった。

仲間たちには恵まれたけど、副代表選挙には落選したし、好きだった女の子にもフラれた。お酒に潰れて大隈講堂前で行き倒れたことも一度や二度ではない。

だから、早稲田はきっとダサい自分でも受け入れてくれるだろうと思って、足を運ぶ。登壇するはずだったイベントに、同僚議員が出ているのを横目に見て、人生はままならぬと唸りながらほてほてとキャンパスを歩く。

そんな41歳・無職の悩みなどどこ吹く風で、早稲田祭は若さと活気が弾け飛んでいて。

いや、若いなりに悩みはあるのだろうけど、未来へのエネルギーがそのすべてを包み込み、発散させている気がする。

もう一回、やってみようか。

そう思わせてくれるエネルギーが、やっぱりここにはある。気がする。

さすがに今年は格好良いことは何も言えない。祭りを楽しめない自分が悔しいし、不甲斐ない。

でも後輩たちのおかげで、また早稲田祭は来年もやってくるから、そのときはまた心から笑えるように。後輩たちに自信を持った背中を見せられるように。

今年も母校と後輩たちに、心からの感謝を込めて。

這い上がるぞ!!!

早稲田祭運営スタッフOB
音喜多 駿

【おまけ】
早稲田祭同期が調べた、早稲田祭の歴代コピー一覧。世相が出ていて、なかなか興味深いですよ。

個人的に2002、2014、2021(コロナ禍!)あたりが好き。

2024 君物語、結集。
2023 ユメヒビケ
2022 想いの照らす、その先を。
2021 それでも共に
2020 今、新たに
2019 いまを時めく者たちへ
2018「好き」に情熱を。
2017 その一瞬に華ひらけ
2016 今こそ、挑戦の時。
2015 誇りが彩る、都の西北
2014 気づけ、キミも主役だ。
2013 本気であれ。早稲田らしくあれ。
2012 心に夢を、明日に彩りを
2011 あなたが変わる、あなたが変える。
2010 学園祭の限界を打ち破る
2009 伝わる想い、変わる世界
2008 まだまだ知らない、早稲田がある
2007 早稲田の底力
2006 Chance for Change
2005 肩を組めば、紺碧の空
2004 なし
2003 Interview, Interaction 
2002 Now Start, New Standard

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関連過去記事

早稲田祭, I love you. / 2013
http://otokitashun.com/blog/daily/1823/

青春のど真ん中にあって、誰にも譲れないもの。早稲田祭 / 2014
http://otokitashun.com/blog/daily/4889/

欠点だらけな私の夢を支えるもの、早稲田祭。 / 2015
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裏方の美学。何よりも大切なことを教えてくれたのは、やっぱり早稲田祭だった / 2016
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早稲田祭。ただそこにあり続けて、続いていくことの偉大さを。 / 2018
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情熱を失わない限り、夢は続く。早稲田祭でも、人生でも。 / 2019
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圧倒的な想いと熱量が、距離と時間すら超えていく。あたらしい「オンライン」早稲田祭へ愛を込めて / 2020
https://otokitashun.com/blog/daily/24646/

コロナ禍でもつながった、20回目のバトン。どうしても見たかった、やりたかった早稲田祭へ / 2021
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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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