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15年越しの悲願!私の事務所はなくなりますが、十条駅前の再開発前進は喜ばしい

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

本日は北とぴあにて「十条駅西口地区市街地再開発組合 設立祝賀会」が行われ、私もお招きいただきました。

十条駅前には道路を含めた再開発計画がいくつも立ち上がっており、私自身にも色々な意見や想いはありますが、その中でも全面的に賛同し、推し進めてきたのがこの西口駅前の再開発です。

こちらが完成予定の模型。

駅前に高層ビルが立つということで、古き良き町並みを保全したいという反対の声も多く、準備組合が立ち上がってからここにくるまでに費やした時間は、なんと実に15年。

理事長を始めとする準備組合の人たちが粘り強く交渉や説得を続け、今年に入ってついに規定で必要とされる地権者の3分の2の賛同を集め、5月に準備組合が正式に「再開発組合」として発足する運びとなりました。

理事長も今年で87歳になられるということで、完成する予定時期には91歳とのこと。

「準備組合を立ち上げた発足メンバーの、◯◯(故人)にも今日という日を迎えさせてやりたかった」

と、うっすら涙を浮かべながら話し合う発足メンバーの皆さまの姿には、胸を打たれるものがありました。

どうしてもこうした再開発というと、反対の声ばかりが大きくなり目立ちますが、夢と情熱と責任を持って推し進めてきた人たちもいます。

賑わいの観点からも、バリアフリーという視点からも、20年後・30年後の未来を考えたときに、私は十条駅前の再開発は必ず必要になるものだと考えています。

反対する地権者の方々の声は丁寧に聞きながらも、引き続きこの流れを支援していきたいと思います。

…私の事務所はなくなっちゃうんですけどねっ!

そうです、私の事務所、再開発地域にドンピシャリで入っているのです。

なので、私も僭越ながら登壇させていただいたスピーチでは、初出馬のときの事務所探しのエピソードを疲労させていただきました。

↓↓↓

2013年の春。政治家を目指して突然無職になってさまよう20代の若者に、政治活動の事務所を貸そうという人はなかなかありません。物件探しは、予想以上に難航。

そこでたまたまご紹介された今の物件を内見に言った際、大家さんは私の顔を見てこう問いただしました。

「再開発!賛成なの、反対なの??」

一瞬の思考回路の中で、どのように返答すべきか迷いました。ここは再開発に入る地域で、立ち退きになる地権者には反対される方も多い。

慎重な回答をしたり、「皆さまの意見をよく聞いて考えます」とか答えた方が無難ではないか…とも思いましたが、ウソをつくのは良くないだろうと思い直し、

「さ、賛成です!」

と断言しました。

実は再開発に大いに前向きだった大家さん。このやり取りで意気投合し(たぶん)、無事に事務所物件を借りることができたのでした。

↑↑↑

空き巣が入ったり、トラックに当て逃げされたり、猫が天井裏に忍び込んだりとお騒がせしながらも、そこから今に至るまで、ずっとお世話になっております。

【参考過去記事】

都議会議員なのに、事務所に泥棒に入られました。
http://otokitashun.com/blog/daily/5693/
まさかの脅迫めいた予告、からの…事務所がトラックに当て逃げされました。
http://otokitashun.com/blog/daily/14162/
珍事件!事務所の天井から動物の鳴き声が…ぬこ(子猫)救出大作戦【雑談)
http://otokitashun.com/blog/daily/14994/

そんな事務所がなくなることに寂しさを感じつつ(気が早い)、残された時間の中で、十条駅前の風景と共に目に焼き付けておきたいと思う次第です。

十条駅前のおときた駿事務所は、私自身が不在のことも多くご迷惑をおかけしますが、何かご意見があればお気軽にご連絡くださいませ。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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