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約束を破り、仲間を裏切る。政治家の出処進退選択は自由だが、どう有権者に伝えるか問題【大田区都議補選】

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日からいよいよ、大田区で都議会議員補欠選挙がスタートしました。

東京都議会・大田区選挙区の補欠選挙 候補者の主張は?【詳しく】
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230526c.html

維新の会からは「細田すみよ」が立候補。2議席をめぐる闘いですが、十分に勝機はあり、陣営の士気も極めて高いです。

一方で周りを見渡すと、今回の都議補選においてはキナ臭い事態が生じています。

区長選のため辞任→落選した元都議が自分の補選に再出馬! 蒲蒲線への是非も180度転換の「厚顔無恥」にあきれる区民
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac1987c0f0a07d084cada5c9221096ec7bec2b5

そもそも今回の補欠選挙は、先月行われた大田区長選挙に現職都議2名が辞職して出馬したことにより行われているもの。

うち都議1名は当選して区長となりましたが、落選したのは立憲・共産党の支援を得て出馬していた森愛氏(元都民ファ)。

するとこの森氏は、なんと自ら辞めて穴を開けた議席を獲得するため、都議補選に出馬してきたわけですね。

上記の記事に

>国会議員の場合、公職選挙法(第87条の2)で、「国会議員を辞した者は、自分が辞めたことで生じた欠員についておこなわれる補欠選挙の候補者となることができない」(要約)ことが定められている。

とある通り、国政においては自らの辞職で生じた欠員について行われる補欠選挙に立候補することはできませんが、地方選においてはこの定めがなく「抜け穴」となっており、その間隙を突かれた形です。

2年後に行われる都議選(本選)に立候補するのはとにかく、この補欠選挙に出馬するのはさすがに節操がないことで有名な(!)私ですら節操がなさすぎると感じます

加えて、森愛氏は元都民ファの都議で、区長選出馬に慎重だった都民ファーストの会の説得を振り切って出馬しており、その際になんと

・完全無所属で戦うこと ←実際には立憲・共産党の支援を受ける
・知事の政策方針に反しないこと ←蒲蒲線への姿勢を推進から「反対」に変える
・都議補選では都民ファの候補を応援すること ←自らが強行出馬

等をがっつり誓約しており、それらを上述のようにすべて反故にされたことを都民ファ幹事長の尾島都議が公言されています。

ここまで仲間の想いを踏みにじり、また今回も立憲・共産党の実質的な支援を受けて都議補選に出馬をしているわけですから、都民ファーストの会が激怒するのは当然ですし、個人的にも同情します。

政治家の出処進退は自分自身で決めることですが、有権者には正しい情報をもって判断していただきたい。

直近の選挙に出馬していると、深く考えずに同じ方に投票をされてしまう方も数多くいることは事実。

ぜひこうした自らの身分待遇にだけこだわり不誠実な対応をする政治屋と、真摯に政策実現を目指す政治家がいることを知っていただいた上で、投票所に足を運んでもらいたい。

その上で、今回の都議補選で当選するのにふさわしいのは維新公認の「細田すみよ」であることを、選挙戦最終日まで声をからしてお伝えしていきたいと存じます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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