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行政主催の「賀詞交歓会」はあり、なし?ある場合、会費制が妥当??

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

いよいよ怒涛の新年会シーズンが幕をあけまして、これから2月上旬まではリアルにほぼ毎日何らかの新年会があるという日々が続きます…。

政治家が主に「顔見世」のために新年会などにハシゴすることの是非については、これまでも様々なところで論じてきた通りですが、今日は行政主催の賀詞交歓会について触れたいと思います。

Twitterでも触れたように、私の地元北区ではアルコール飲食付きの賀詞交歓会が行政(区役所)主催で行われています。参加できるのは招待客のみ、参加費は無料です。

こうした行政主催の賀詞交歓会については、

●そもそも行政が主催する意味はあるのか?税金の無駄遣いでは?
●一部の人しか参加できないのに、飲食を提供するのはいかがなものか?

という議論が各地で起こっており、

1.すでに行政主催の賀詞交歓会自体がなくなったところ
2.賀詞交歓会は実施されるが、飲食の提供は一切ないところ
3.飲食の提供は行われるが、一定の会費を取るところ
4.飲食の提供が行われ、会費の徴収もないところ

に大別されていきました。北区はこの4番にあたるわけですね。

他の事例を見ますと、伊藤陽平区議(新宿区)も直近のブログで取り上げておりまして、新宿区は「飲食の提供は行われるが、一定の会費を取る(1,000円)」というスタイルでやっているようです。

新宿区の賀詞交歓会にかかる費用は350万円とのことですから、この会費をとってもまだまだ赤字でしょう。

杉並区は、北区と同じように4番のスタイルが貫かれているようですね。

私自身は、行政主催の賀詞交歓会に意味はあると思っています。

区役所の職員を初めとして民生委員や各種福祉施設の関係者、地元町会や商店街の方々など、区内のキーパーソンが一同に会する機会は貴重ですし、それを行政が創って下さるのは効率的です。

一方で、そこにアルコール類や寿司などが必要かと言われれば、それは極めて疑問と言わざる得ません。

もちろん飲食物の提供があれば場も和んで話は弾みますし、財源が潤沢にあればそうした形式を続けることも可能でしょう。

しかし財源が有限である以上、その効率的な用途は不断に追及されなければなりません。

すでに存在する改革の先進事例にならい、提供するのはお茶菓子とノンアルコールドリンクのみにする、あるいは会費制にするなどの検討が必要なのではないでしょうか。

北区でもちょうど、これについての問題提起をブログで吉岡区議が行っています。参加者が限られている賀詞交歓会に「公募枠」を設けるなどの新たなアイディアも示唆されており、興味深いです。

賀詞交歓会は区役所の主催なので都議の職責内ではありませんが、議論の推移を見守り、またご報告していきたいと思います。

行政主催の賀詞交歓会、皆さまはどのようにあるべきだとお考えですか?

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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