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「うまずして何が女性か」の記事タイトルはさすがにミスリード。上川陽子大臣の発言はどこまで問題なのか

日々のこと

上川陽子外務大臣の、応援演説における発言が物議を醸し出しています。

選挙期間中にどちらかの陣営を擁護も批判もするつもりは一切ないのですが(維新は自主投票)、疑問に思ったことを残しておきます。

まず各社のニュースの見出しをみると、あたかも「出産をしない女性は女性ではない」かのようなセリフを、上川外相が発言したかのような印象を持ちます。

しかしながら前後の発言を読むと、

「(静岡県知事選の候補として)一歩を踏み出していただいたこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか。

ということであって、生物学的な出産を単純に指していることではないのは明らかです。「わが街から総理をともに生み出そう!」みたいな文脈ですよね。

一方、その後の後段で

「今日は男性もいらっしゃいますが、うみの苦しみは本当にすごい。」

と述べているので、出産を可否で分かれる男女の生物学的な違いをもって「女性だからこそ頑張ろう」という旨を発言したことは、やや軽率だったきらいもあります。

選挙期間中ですからなおさら、対立陣営の政治家がここぞとばかりに批判をすることは仕方のないことかもしれませんが、マスコミの報道、少なくともこのリードの取り方は明らかに恣意的です。

特に関係する静岡県の有権者の皆さまにおかれては、せめて前後の文章を読んだ上で判断をされることをお勧めしたいと存じます。

上川氏「うまずして何が女性か」 静岡知事選の応援演説で
https://nordot.app/1164508393765306393?c=39550187727945729

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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