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「無所属」とはなんなのか。衆議院補欠選挙の構図が固まるも一寸先は闇

日々のこと

本日も衆議院補欠選挙・東京15区における有力予定候補が出馬表明記者会見を行い、これでだいたい構図が固まった(有力候補が出揃った)と見られています。

小池百合子知事が全面バックアップする予定候補の記者会見では、全面的に知事及びその政党のポスターが展開され、それを背にしながら

無所属です。キリッ

と断言する姿にはある種の清々しさを感じるとともに、選挙における「無所属」とは一体なんなのかということを考えさせられる一幕です。

どの政党から応援・支援を受けていようとも、選挙の届け出書類で無所属と出せば選挙における扱いや報道は「無所属」となります。

まあ選挙戦略においてどういう立場を選択するかは、メリット・デメリットがあるので各陣営が判断することではあります。

とはいえ特定政党・政治団体の党籍を明らかに持っている人物が「無所属」を強弁するのは、さすがに「産地偽装」ではないかとの指摘はもっともです。

このあたりも含めて、有権者がどのような判断をされるのか。

そして記者会見で「自民党とカネ」の問題を舌鋒鋭く批判していた予定候補者に、本当に自民党は推薦を出すつもりなのか。出すとすればずいぶん情けないを通り越して、野合も良いところではないか。

今日の記者会見で構図が固まったと言うより、より見通しが不透明になったという印象を私は受けています。

それともう一つ、おまけの話。

立憲民主党の方も補欠選挙における予定候補者が発表されて、一斉に街中にあるポスターが貼り変わったわけですが。

ポスターには、都知事選挙でほぼ毎回おなじみのあの大物弁護士の方が……。

いわゆる「野党統一」の都知事候補は、やはりあの人なのでしょうか。補選に小池百合子が出馬せず都知事三選を目指すとなれば、手を挙げる有力者は少ないという懐事情をダイレクトに表しているような気がします。

東京・春の陣から夏の陣は地続きで、闘いは続きます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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