政府与党が来週には子ども・子育て支援法の改正案を提出し、天下の愚策である「子育て支援金」を導入しようとしています。
「子育て支援金」制度の撤回を求める緊急声明を有志で公表しました。 pic.twitter.com/39gnEmU4iQ
— 原英史 (@haraeiji2) April 4, 2024
これに対しては名だたる経済学者・社会保障の専門家たちが連名で強い反対を表明。
「支援金の問題点については制度・規制改革学会も緊急声明を発表した。積極財政派の人も増税派の人も歳出改革派の人もみんな共通して反対する位に、この支援金は間違った酷い制度」
と岸博幸氏が述べるように、普段は考え方が異なる有識者たちの意見が一致するほど、今回の子育て支援金の制度設計は間違っています。
さらに9日、初めて政府が所得階層別の負担額を発表。
子育て支援金、年収600万円なら月1000円負担 政府試算
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA088QA0Y4A400C2000000/
保険料の増額は一人平均500円などとごまかしておいて、年収400万円でもすでにそのラインを超えています。
年収一千万なら月々1650円まで負担増。事実上の増税以外の何物でもなく、現役世代に対する懲罰的な愚策と言わざるを得ません。
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毎日、新しい数字が小出し・後出しで出てくる不誠実な状況の中、政府与党は来週にもこの法案採決をしようとしています。
普段は足並みが乱れがちな野党も総じて反対の気配で、自公の与党のみの賛成でこんな負担増法案を通すつもりなのでしょうか。
確かに議会制民主主義では過半数の議決があれば法案は通りますが、これだけ国民負担増に直結する法律をすべての野党の理解がないまま、与党だけの採決で通せばかならず禍根が残ります。
残された時間は少ないですが、支援金制度の撤回に向けて打てる手をすべて打っていきます。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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