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化粧品(コスメ)に対して思い入れがありすぎる、とある男性議員の話。

日々のこと

週末ですし、X(Twitter)のリプ欄も荒れがちなので、私と化粧品の思い出話でも書こうと思います。人はパンのみにて生くるにあらず。

子どもたちと家を整理していたら、化粧品マンだった時代の写真がいくつか出てきました。懐かしすぎる。あと眉毛が細すぎる。

私は学生時代にモエヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)グループの門戸を叩き、Guerlain(ゲラン)という化粧品ブランドの会社に入社をして20代の7年間を過ごしました。

化粧品のことを語らせたら、1時間でも2時間でもずーっと喋ってます(ただし、商品知識は10年前で止まっている…)。

「異性にモテたい」

という根源的な欲望に突き動かされて動いていた青年は、まあそこから色々とあってわりと真面目に政治家を目指すようになるのだけど(割愛)、就職活動するときは

「将来は政治家になって女性活躍する社会をつくるのだから、トップが女性、管理職や従業員も女性の方が圧倒的に多い組織に行こう」
「そうすれば、女性が政権を取った社会が疑似体験できるのではないか?」

という破天荒な仮説を立て、アクセサリーやアパレルなどの業界にも積極的にアプローチしていました。

その中で、もっとも興味を持ったのが化粧品(コスメ)です。

化粧をするのは主に女性だけど、それは見るのは男性。だから化粧品はすべての人のためのもの

なんで男性なのに化粧品?という疑問に対して、とある書籍の中でスマートにこう答える方の姿に「そうだよなあ」衝撃を受け。

化粧品こそが流通の王者・百貨店の顔

多くの百貨店では、1階には所狭しと華やかな化粧品ブランドが立ち並び、お客様を出迎える。化粧品は新製品が出る頻度が極めて高く、また消耗品ゆえにお客様の定期的な来店が見込めるから。

だからこそ化粧品ブランドは、どんな商品よりも美しく、気高く、常にお客様を出迎えねばならない。と先輩たちに叩き込まれ。

いやむしろ、化粧品こそがブランドの王様

大きなロゴが入ったファッションやレザーは見ればわかる。でも、化粧品は肌に乗せてしまえばわからない。機能性も進化を続けて(そこまで)差はない。

それでも「私はこのブランドが大好きで、手放せない」という価値が作れるのは化粧品。だから化粧品こそが至高のブランド商品なのだ!とお酒を飲んでは同僚たちと熱く語りあい。

※ちなみにこの「何が至高のブランド商品なのか論争」は業界人が集まるとやりがちなテーマの一つだと思う。個人的にはコスメVSワイン・スピリッツの争いが熱い。

売れなかったけど研修も全部受けて美容部員としても店頭にしばらく立ったり、最終キャリアとしては営業から希望するマーケティング部に異動もさせてもらってメイクアップショーやスキンケアセミナーの企画やらにも携わり。

まあ本当に楽しい7年間でありました。

写真は年に一度都内のホテルで行われる全社セミナーで、フランスからきた社長らの前で男性社員たちを美容部員・アーティストが総力をあげてメイクアップ&女装して一位を争うという企画時のもの。たしか二位だった気がする。

また書きたくなったら、今度は店頭に立ってた美容部員時代や商品への思い入れについて書きます。(が、コメントが荒れて二度と機会がないかも!)

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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