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川村みこと足立区議会議員に対する除名処分および議員辞職勧告について

日々のこと

取り急ぎ、川村みこと足立区議に対する除名処分につき、下記の通りご報告させていただきます。後ほど東京維新の会ホームページにも掲載予定です。想いがこもって筆力高めの文章ですが、「身を切る改革」は維新の根幹。ご一読いただければ幸いです。

-川村みこと足立区議会議員に対する除名処分および議員辞職勧告について-

 東京維新の会は昨年5月の足立区議会議員選挙にて党公認で当選した川村みこと氏を、党紀規則に基づき除名処分としたことをご報告いたします。主な理由は「身を切る改革」実行に対する公約・誓約違反と、それに伴う悪質な反党行為です。

 昨年12月、川村みこと氏から個人的・家庭的事情により、「身を切る改革」の報酬カット(被災地等への寄附)の継続が難しくなり、配慮や特例が認められないなら離党を考える旨の申し出がありました。

 個別の事情を詳らかにすることは避けますが、党内には妊活や出産、育児や介護などの事情を抱えながら、議員活動と身を切る改革を継続している所属議員がたくさんいます。また足立区議会議員の議員報酬は年間で一千万円を超えており、身を切る改革を実行しても、民間の平均給与と比べて恵まれた金額が支給されています。

 そこで、川村みこと氏の事情は身を切る改革を実行できない理由には当たらないことを説明した上で、同様の状況にある議員から丁寧なアドバイスを行い、毎月一定額ではなく期末手当等を活用した実施方法を提案するなど、できる限り川村みこと氏に寄り添った対応を行って説得を重ねてまいりました。

 しかしながら、川村みこと氏は離党に対する理由・言い分を変化させながら、12月下旬に離党届を提出されました。身を切る改革の実行は我が党公認の必須条件であり、すべての維新所属議員の選挙公約です。川村みこと氏も、身を切る改革を行う誓約書に署名しています。

 公約・誓約違反を理由にした離党は認められない旨を伝えると、離党理由は党に対する不信感と方向性の違いだという牽強付会な強弁と、「離党を認めなければ、パワーハラスメントとしてマスコミ各社に訴える」という趣旨が記載された書面が党事務局に届く事態に至りました。これは党に対する脅迫とも取れる行いであり、悪質な反党行為であると判断せざるを得ません。

 こうした経緯もふまえ、党としての対応を決めるための正式な手続きに則り党紀委員会を開催し、本人から言い分を聞く準備を進めておりましたが、川村みこと氏はその開催前に一方的にSNS上で「方向性の違い」を理由に離党すること、党がそれを認めず除名処分にしようとしていることを公表された上で「党紀委員会に出席する理由がない」と出席を拒否し、弁明を放棄しました。

 繰り返しになりますが、身を切る改革を議員任期中に実行し続けることは、維新公認の全議員が自らの意思で公約・誓約している最重要事項です。その実行方法や内容の妥当性については党内でも様々な意見があり、改善提案や議論をすることはなんら妨げられるものではありませんが、選挙からわずか半年程度で、個人的事情や方向性の違いを理由に反故することが許されるものではありません。

 川村みこと議員が出馬した足立区議会議員選挙は2023年5月に執行され、統一地方選挙から1ヶ月後というタイミングもあり、新人議員や事務局を含む大勢のメンバーが連日に渡って応援に入り、川村みこと議員が自身でボランティアを集めることができない状況を東京維新の全精力を傾けて支えました。

 「維新」という党名と手厚いサポートによって当選したにもかかわらず、当選から現在まで党員獲得はゼロ名であり、衆院支部長の政治活動や他地区の選挙運動にもほとんど参加されなかった上、一方的な主張を繰り返して今回のような行為に至ったことは甚だ遺憾です。

 以上の理由により、党紀委員会および役員会は、川村みこと氏については全会一致で日本維新の会党規約に基づく除名処分とすることを決定いたしました。

 川村みこと氏におかれては「今後、いかなる理由があろうとも、日本維新の会から除名処分を受けた場合は、議員又は首長の公職を辞職します」という選挙立候補時の自らの誓約に鑑み、速やかに議員辞職されることを強く求めます。

 最後に、昨年の足立区議会議員選挙において、維新公認候補に期待し、投票いただいた多くの支援者の皆さまに深くお詫び申し上げます。今後は所属党員に改めて公約・誓約の重大さとその意義を共有するとともに、信頼回復と再発防止に努めてまいります。

東京維新の会 幹事長
音喜多 駿

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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