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八王子市長選挙では、自公推薦・維新支援のしやけ和夫候補が初当選。期日前投票の重要さと知事選に向けた展望と

日々のこと

八王子市長選挙の結果が出ました。

選挙戦の途中に候補者陣営から強い要請があり、極めて異例ではありますが、追加公約に「身を切る改革」として市長報酬と退職金のそれぞれ3割カットを表明することを条件に、東京維新の会はしやけ和夫候補に「支援」を発表していました。

選挙戦を戦い抜いたすべての陣営に敬意を評しますとともに、しやけ和夫候補にご支援をいただいた皆さまに心から感謝をいたします。ありがとうございました。

東京維新の会としては、八王子には市議の議席もないことから、当初は自主投票で選挙戦のスタート日を迎えていました。

ところが、選挙戦中盤に流れた「自公候補、苦戦」の一報。

自民党都連会長のお膝元であり、創価大学も位置する都内における自公連携の象徴区で、万が一にも立共が支援する候補に市政運営を渡すわけにはいかない。

自公陣営の危機感は相当のものだったのでしょう。おそらく当初は予定になかった小池百合子知事も演説に駆けつけました。

共産党まで相乗りし、過度に左傾化する市政は混乱しがちになることは、武蔵野市の事例を見れば明らかなところ。

東京維新の会としても、保守中道の改革路線が市政の安定には望ましいこと・先述の通り追加公約が協定されたこと等から、やながせ裕文総務会長が応援に入りました。

投票箱が閉まった20時に流れた出口調査報道では、立共推薦候補が一歩リードとの一報。

それでも自公推薦・知事&維新支援のしやけ候補に軍配が上がったのは、期日前投票におけるリード分でしょう。

公明党の岩盤支持層は熱心に期日前投票に行かれることが知られており、期日前分は当日の出口調査データに反映されません。

実際、都内で八王子と一二を争うほど公明党が強い北区の区長選挙においても、2019年に新人候補が出口調査でリードしながら、自公推薦候補に最後は惜敗するという事例がありました。

その新人は音喜多という名前だったらしいですけども。。

公明党が応援する候補に勝ち切るためには、当日の投票でおそらく10ポイント以上のリードが必要になるということです。

これはきたる衆院選で公明党候補たちと小選挙区で激突する維新にとっても、しっかりと認識しておかなければならない事実と言えるでしょう。

最終的に自公連携の象徴区でなんとか結果を出したものの、都知事選挙に向けてさらに現職知事の存在感が高まり、自民党都連のプレゼンスに影を差される展開となりました。

いずれにしても当選されたしやけ和夫新市長におかれましては、身を切る改革をテコに新しい市政を作り上げることを期待し、支援を表明した維新としてもしっかりと市政運営に注視・提案を続けてまいります。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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