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FAX廃止の本丸、実は「書類文化」にあり?!名刺のペーパレス化はいつになるだろうか…

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日のブログに引き続き、今日もデジタル化ネタです。

「ハンコの次はFAX廃止!」

ということで、狙いは的確だと思います。2013年に私自身が都議会議員として政治・行政の世界に入ってきた際、FAX利用率のあまりの高さに衝撃を受けたものです。

当時、自分の事務所にFAXを設置する気はなかったのですが、重要連絡のほとんどがFAXでくるのでやむなく設置した記憶が。。

昨年国会に来てからも、まだまだメインの連絡手段が「FAX」である状態はあまり変わりません。

ただこれ、FAXを単なる「通信手段」だと考える場合が多いと思うのですが、廃止にあたっての本丸は「紙文化・書類文化」そのものなんですよね。

どういうことかと言いますと、単なる通信手段として考えた場合、実は「書類」をベースに考えるとFAXの方が優れている・便利だということになります。

「書類」で保管・運用することが基本となっている場合、

・送信者側は書類をPDF化する手間が発生

・受信者側は送られてきたPDFファイルを印刷する手間が発生

することになります。FAXだったら、どちらも一発送信すればその後は送ったものor送られたものをファイリングするだけなので、FAXの方が工数が少ないということになるわけですね。

なので、

「『紙』の資料で議員に渡す」
「資料は『紙』で会議の卓上に配布する」
「終わった後は『紙』でファイリングして保存しておく」

などの紙文化・書類文化そのものが見直されない限り、FAXは便利な通信手段として生き残っていくことになります。

これはなかなかスケールの大きい闘いになりますが、ぜひ次世代のためにもここらでケリをつけたいところですし、河野行革担当大臣の方針を応援したいと思います。

最後に、ここからはちょっとした余談として。

本日は大阪にて、維新学生部主催の都構想イベントが行われたのですが(関係者の皆様、お疲れさまでした!)、「今度は、名刺を作っていかないと…」という書き込みが目に止まりました。

そう、今どきの若者(学生)も名刺ってけっこう好きだし、あまり「名刺のペーパレス化」ってことは話題にならないんですよね。

私は国会議員団の学生担当も務めているのですが、

「『維新学生局』の名刺を作っていいですか?!」
「今どきの学生さんでも、やっぱり名刺ってほしいもんなの?」
「はい、欲しいです。やっぱりアイデンティティというか、身が引き締まるので…」

というような会話をしたことがあります。

私も新しい名刺を持つとワクワクするし、名刺交換は嫌いじゃないので最近の若い人たちもこういう感覚だと安心することは安心するのですが(笑)、

名刺も将来的にはペーパレス化された方がいいですよね。もらった後に結局データ化しますし。

デジタル名刺アプリは双方がスマホに入れていないと機能しないのでハードルが高いものの、中国などは抜群の普及率を誇るメッセージアプリ「we chat」などがデジタル名刺を牽引しているそうです。

ということは、日本でいうと可能性がありそうなのはLINEか…と思って調べてみたら、7月から案の定サービスをローンチしてました。

LINEの名刺管理アプリ「myBridge」、オンライン名刺の提供を開始
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3293

名刺もFAXも「紙の手触り感・安心感」という感覚との闘いであり、高齢者のみならず若い世代のマインドチェンジも必要な領域。

今後の展開に注視しつつ、私も徐々にデジタル名刺などを使ってみたいと思います。今度みなさん、デジタル名刺交換しましょう?!

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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