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「自粛疲れ」ではなく「自粛限界」。小池知事は明確な数値目標と出口戦略の明示を!

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日、都内はあいにくの天候で人出は少なそうですが、全国的に少しずつ人の流れは増加傾向にあるようです。

「あちこちで気の緩み。宣言解除できなくなる」 西村担当相が懸念、自粛継続要請
https://mainichi.jp/articles/20200516/k00/00m/040/209000c

これ、「気の緩み」「自粛疲れ」という軽い言葉で表さないほうが良いと思うんですよね。もうこれは「自粛限界」なんです。

緊急事態宣言が2倍に延長されたのに、十分な補償や経済対策はなし。明確なゴールや時期も見えない。

こんな状況では、物理的にも精神的にも人間は参ってしまいます。

そんな中、14日に小池百合子知事が示した「ロードマップ」には非常に強い懸念を覚えています。

小池知事は、7つもの指標を設定したにもかかわらず、最終的には「審議会の意見を踏まえ、総合的な判断」によって緩和を実施するという、極めてゴールも責任の所在も曖昧な方針を発表しています。

7つの基準がMECEになっていない上、すべてを達成してもそれだけでは緩和にならないという…。

大阪が指標を3つに絞り、「7日間連続で3つの数値を達成したら緩和」という、誰が見てもわかりやすい基準とは雲泥の差があります。

こうなると思い出すのは「ロードマップ」の悪夢、かつての豊洲市場移転問題です。

あのときも条件がやたらと多い「ロードマップ」を描き、迷走に迷走を重ねた挙げ句、最後は「総合的に判断」という名のブラックボックスで意思決定が行われました。

この顛末は、多くの都民は忘れているかもしれませんが、都政に大きな傷を残しています。そしてその責任の一端は当時この問題の最前線にいた私自身にもあり、大変申し訳なく思っています。

明確な数値目標を掲げるということは、事前・事後に外部から検証され、責任を問われるということです。

一方で、専門家や審議会を交えて「総合的判断」と意思決定プロセスを曖昧にすればするほど、責任の所在は不明確になり、失敗しても逃れることが可能です。

実際、小池知事も市場移転問題の明確な失敗から見事に逃げ切り、二選目が確実視されています。

ですが、それは残念ながら自己保身と言わざるを得ないのではないでしょうか。

トップが責任から逃れるために、出口が見えない闘いを強いられる都民の負担は大きく、結果として「自粛限界」から感染症拡大を助長する恐れすらあります。

足元の都民ファーストの会からも、改善に向けた提案がなされています。

「安全より安心」という曖昧模糊とした方向に突き進み、多くの関係者を不幸にした経験を繰り返してはなりません。

吉村府知事は、「解除によって感染者は増える。その批判は全て自分が受ける」と覚悟を明確に示しています。

私はそれこそが、日本の経済を牽引する大都市を預かるリーダーのあるべき姿だと思います。

来週にも発表されるというさらなるロードマップ詳細では、「総合的」という意思決定方法ではなく、検証可能な客観的プロセスが明示されるよう、私からも提案を続けていく次第です。

それでは、また明日。

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おときた駿

音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 36歳
1983年東京都北区生まれ。海城中・高校→早稲田大学政治経済学部を卒業後、モエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、都議会議員に(二期)。 地域政党「あたらしい党」代表。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、政治や都政に関するテレビ出演、著書も多数。35歳、二児の父。日本維新の会から公認を受けた参院選にて初当選、参議院議員に。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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