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5年間、ありがとう!想い出の巨大カステラベスト3で振り返る、ふらいパンダの軌跡

日々のこと,

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
2011年5月5日のこどもの日、多賀城市で始まった私のふらいパンダの活動は、
ちょうど5年後の本日に正式に幕を下ろす形となりました。

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初期はがれき撤去や泥かきから始まり、
巨大カステラと笑顔を届け続けた東北の日々。
これまでに行った場所をざっと思い出すだけで、

【岩手県】

大槌町
陸前高田市
久慈市
山田町
宮古市
大船渡市
遠野市

【宮城県】

仙台市
多賀城市
石巻市
気仙沼市
南三陸町
東松島市
名取市
七ヶ浜町

【福島県】

南相馬市
いわき市

などなど、ふらいパンダ以外の個人活動も混ざっていますが
トータルで50回以上、ざっと100泊くらいは東北の被災地で過ごしたでしょうか。

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「絵本『ぐりとぐら』に出てくる巨大カステラを、世界で唯一具現化できる技能者集団

である非営利団体ふらいパンダ
若干の自己満足で恐縮ですが、記憶を振り返りながら
もっとも思い出に残った巨大カステラベスト3を発表したいと思います。

第三位:真夏の石巻で◯◯とバトル!

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これは「つらかった」系の思い出ですね…

被災後に初めての夏を迎えた石巻では、
うず高くつまれたガレキから害虫などが大量発生。

まだ電気・ガス・水道も復旧していない山奥の会場で、
大量の◯◯たちと格闘しながら作ったカステラたるや…(以下自粛)。

しかしすべて手作業、ポリタンクで組んだ水を駆使して
カステラを作っていたのですから、手前味噌ながら凄いことやってたなーと思います。

アモール絆祭り@牧山市民の森
http://fly-panda.org/activities/2011/07/110704kizuna.php

なお、つらかった系のカステラ次点は台風直撃の七ヶ浜
焼き場に屋根こそあったものの、吹き込む雨と風邪に為す術もなく、
「人間のカベ」をつくってなんとかカステラを二倍の時間かけて焼き上げたのも良き思い出…。

第二位:クリスマスの気仙沼で、復興したケーキ屋とコラボ

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まだ被災の爪あとが痛々しかった2011年のクリスマス。

「ケーキ屋さんがプレハブで営業を再開したから、協力して企画ができないか?」

とのありがたいお声がけをいただき、
巨大カステラが巨大クリスマスケーキに変身!
この時の子どもたちは、本当に目がキラキラしていたなあ。

しかし真冬の野外でのオペレーションもつらかった。笑
というか初年度~2年目くらいは、けっこうキツかった記憶が強い。。

この活動は毎日新聞・読売新聞に大きく掲載されまして、
この時期から徐々に知名度が上がり、色々なお誘いをいただくことが増えることに。

気仙沼復興商店街 オープニングイベント 2011.12.24-25@気仙沼復興商店街
http://fly-panda.org/activities/2011/12/post-3.php

第一位:巨大カステラ、東北に初登場! in 多賀城中学校。

色々考えたけど、一番はやっぱりデビュー戦。
2011年5月5日、石巻市のベースキャンプから機材を運んで初挑戦。

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いま見ると、全然カステラが良い色に焼き上がってないし、
実際に中身もやや生焼けだった気がする(苦笑)。
ここに至るまでに色々なトラブルもあって、

「私たちはまだ、ここ(被災地)に来るべきじゃなかった!」

と泣き出してしまったスタッフもいたくらい辛い行程だったけど、
結果としてこれが成功したことが、後の5年間につながったと思います。

個人的にも、仮設住宅に住んでいた中学生の女の子と
AKBトークで盛り上がり、板野推しだということを伝えると

「ダブってるから、あげる!」

と下敷きをもらったことが復興支援中屈指の想い出の一つです。
もらった下敷きは、実家にて大切に保管してあります^^

本当に東北からは、色々なものをもらってばかりだったなあ。。
少しでも恩返し、できているだろうか。

“こどもの日”フェスティバル@多賀城中学校(宮城県多賀城市)
http://fly-panda.org/activities/2011/05/post.php

先ほど東北に通い詰めた自家用車のエアウェイブを駐車場に戻し、
もうこれが最後かと思うと寂しくもあり、寂しくもあり…
もちろん個人的には東北、今後もガシガシ行きますけどね!

想い出ベスト3は初期に偏りましたが、今回の巨大カステラづくりはただ楽しくて、
色々と辛いことが多かった前半戦との違いが団体としてのレベルアップと、
何より東北が復興に向けて進んでいることの証ではないかと感じました。

そして今日のイベンとには4歳以下の子どもたちも大勢いて、
みんなもう「震災を知らない」子どもたちなんだなあ…と。
当時20代後半だった我々も、ほとんどのメンバーが30を超えたオッサンです。

「子どもたちに笑顔を!」

を標語に、たくさんのことを共に学んできたメンバーたちに改めて
心からの感謝と敬意を表すると共に、今後の順調な東北復興を強く祈念し、
私の5年間に渡る支援活動にいったんの区切りをつけたいと思います。

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本当に本当に、ありがとうございました。
そしてこれからも頑張ろう、東北!

2016年5月5日 こどもの日に。
それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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