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自分の道は、自分で拓く!北区の都議会議員枠4名→3名の削減には賛成です

都議会の話

連日他党の話題で恐縮ですが、自民党の都議さん(新宿区選出)が
11月の新宿区長選挙に出馬するとの報道が流れていました。

新宿区長選 吉住氏出馬へ
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20140716-OYTNT50058.html

一緒にいた塩村さんとこの話題で話し込んでいたところ、
たまたま控室に来た馴染みの記者さんが、

「あーこれは、新宿区の定数が次回は一つ減るからですよ」
「昨日の新幹事長会見で、『都議会のあり方検討会』を開くって言ってたでしょ?」

と言われまして、目からウロコが100枚くらい落ちました。
なるほどぉぉ!

まず「都議会のあり方研究会(通称『あり研』)」とは、議会改革を議論する会議体です。
ヤジ問題や政務調査費などもその議題となる可能性はありますが、
その議題の中心は議員定数の是正(一票の格差の是正)です。

国政ほどではないにしても、人口の流動が激しい東京都では、
実際の有権者数と選出される議員数が見合わない「一票の格差」が
各地で生じています。

参考:都議選は無効?!東京都にもある「一票の格差」
http://otokitashun.com/blog/togikai/1730/

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これは前回の都議選の前にも大いに問題となり、
議員定数の是正が『あり研』で激しく議論されました。しかしながら、削減される選挙区の
議員たちの激しい抵抗もあり、結局見直しは行われないまま2013年の都議選に突入しました。

この「積み下ろし損ねた荷」を整理しなければならないのが、
今期の都議会最大会派自民党の一つの課題になっているわけですね。

そして、今回話題になっている新宿区は、
人口のバランスから是正(定数削減)対象となる区です。
ところがここには現在、自民党の都議会議員は2名いらっしゃいます。

定数が4名から3名になれば、2名を公認して当選させることは難しい。
では、1名をどうやって処遇するか…。そこで、現新宿区長の後継者として
現職都議の1名に白羽の矢を立てた、と。

新幹事長会見で議員定数是正を匂わせ、その一方で
削減によって影響を被るであろう議員の処遇も、しっかり担保しておく。

「組織」を持つ政党の戦略と先見性に、
思わず舌を巻かずにはいられませんでした。流石の一言。

ところで、議員定数の是正が適正に行われると、
私の選挙区の都議会議員は4名→3名に減らされます。

北区は自民党都議も1名ですし(現職は自民・公明・共産・みんな)、
影響を被るのは小政党なので大きな抵抗もなく(苦笑)、
議員定数の削減が行われるでしょう。

自分の保身のみを考えれば一大事ですが、
正確な民意を反映するために「一票の格差」は
出来る限りなくさなければいけないのは、言うまでもないことです。

自分の道は、自分で拓く。
「あり研」がスタートすれば、積極的に議員定数是正に
賛成の立場から、声をあげていきたいと思います。

利害関係が衝突する選挙区でも、数値に基づいて
客観的かつ冷徹な定数是正が行われることを望みます。

それでは、また明日。

PS.

新宿区長選挙で思い出しましたが、
インターネッ党はどうするんでしょうか?
6月17日を最後に、サイトの更新も止まってますが…。

インターネッ党ニュース
http://internetparty.jp/news/

なんらかのアクションを期待したいところです。
相変わらず私は、注目しております。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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