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舛添知事の辞任にあたって思うこと【インターン生日記】

■6月15日(水)@都議会議事堂

本日、舛添都知事が辞任することになりました。

個人的には、舛添都知事の一連の対応を見ていると、不信任可決→都議会解散(場合によっては、知事辞職もあわせ、出直しの知事・都議ダブル選?)あるかな?と見ていたので、驚きでした。

一個人として、最前線でこのニュースに触れてきて、思うところをつらつらと書いてみます。

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まず、今回の一連の問題を私なりの観点から振り返ります。

私は、政治とは、「信頼・実行力」と「課題解決に資する政策」の掛け算だと考えています。

あくまで、この式に当てはめて考えてみれば、知事は「怪しい」と疑われたことにしっかりと説明責任を果たすことや、「高すぎる」「豪遊だ」と都民に批判された都市外交にかかる費用の節減につとめるなど出来たはずです。
都民の声に機微に反応し,説明責任を果たしながら政策を実行していくという「都政に望む姿勢」に欠けていたということを問われ、信頼を失っていったのだと思います。

(どうやら,舛添都知事は選挙後にご自身のホームページの政策に関する記述を閉じてしまったようでした。。残念だ。。参考:舛添新都知事の政策ページの店じまいが早すぎる件
http://otokitashun.com/blog/togikai/2558/

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さて,我々は「次」のことを考えなければなりません。ただ,急な選挙戦になるので,主要政党などは「勝つ」ために,「知名度」に頼ることになると予想されます。
思えば、渦中の舛添都知事もそうでした。政治とカネの問題で,政治資金規正法に問われることになった猪瀬前知事が辞任したのち,国会議員時代に、政治とカネの問題にNOと、新党改革を立ち上げ、当時はクリーンなイメージもあった舛添氏が自民党・公明党などによって担がれたのです。
選ぶ側である我々自身の目も養っていく必要があるのかもしれません。時には「有名な人」に代わる評価軸を持つ必要があると思います。
たとえ地味でも、誠実に都政に向き合える、そんな知事が求められるように感じます。
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猪瀬前知事の時とまた同じ政治とカネの問題じゃないか、、、と失望されてる都民の方も少なくないはずです。しかし,ここで都政を諦めてしまえば,「当選さえ出来れば」という候補をまた、都知事の座に送ることにつながりかねません
選挙の際には「都民のために」と声をあげ、当選さえすれば私利私欲のために、政治を弄ぶ。私はそんな社会を見たくはありません。
舛添都知事の辞任のニュースに一喜一憂している余裕などありません。今こそ、日本、そして世界に大きな影響力を持つ1300万都市を率いるにふさわしいリーダー像というのを我々は真剣に考える必要があると思います。
私自身は都内に在住していないので,1票を投じることは出来ませんが、都民の皆さんには,来たる都知事選で、信頼できる、実現力のある、そして,政策本位の都政運営ができるリーダーを選び直すチャンスをどうか捨てないでほしい。どんなに裏切られようとも、政治をあきらめてはいけない。
そう強く思います。
政策本位の建設的な議論がなされることを願って。
blog0615-01

小松 樹英 プロフィール
地元の茨城と、大学のある東京の遠距離通学をこなす、大学3年生の20歳。 趣味は、プチ旅行でおいしいお店やおもしろスポットなどの穴場を発掘すること。

地元を走る鉄道の廃線を機に小学6年の頃から地域の課題に興味を示すように。これをきっかけに中学・高校では「公共交通とまちづくり」について研究。現在、大学では都市政策を専攻しており、将来は地域の課題解決のために役立つ存在になりたいと考えている。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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