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都議会議員だけど、BL(ボーイズラブ)小説に登場してみた

日々のこと,

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
お盆と言えば…帰省?親孝行?長期旅行??

いやいや、コミケ(コミックマーケット)でしょう!!

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ブロガー議員が冬のコミケに参戦して、表現の自由を訴えてみた
http://otokitashun.com/blog/daily/5523/

というわけで、前回に続いて夏のコミケにも参戦し、
山田太郎参議院議員と共に表現の自由に関わる政策を訴えて参りました。

と、そのレポートの前に…

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なんと私、今回のコミケでBL小説デビュー(?!)しました^^

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BL(ボーイズラブ)とは?

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少年・青年同士の恋愛をテーマにした作品から嗜好や
あんなことこんなことな妄想など文化全般を指して呼ばれている。
(画像、説明文ともにニコニコ大百科より)

主人公が山田事務所のS秘書で、その主人公と
山田参議院議員とわたくしがアレやコレやになるという内容らしく、

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なんというか、感想は皆さまにお任せします!
というところですが、ますます何でもアリ感が出てきて個人的にはいい感じです(謎)。

こちらのBL小説はコミケ3日目にもAFEEという団体のブースで
発売される予定ですので、億が一興味がある方は行ってみてください…
http://afee.jp/event/20150814/?instance_id=1454

これだけで話が終わるのもアレなので、政策の話をば。

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(自分が登場するBL小説を片手に演説する私)

安保法案が盛り上がる影で、ひっそりとTPP交渉も山場を迎えているわけですが、
TPPに関わるのは実は輸出入産業や農業、医療だけではありません。

様々な国際基準が統一される取り決めであるTPPでは、
表現の自由に関わる著作権の分野も焦点になっています。

現在、日本では著作権は「親告罪」です。
親告罪とは簡単に言うと、

「当事者(被害者)が訴えることで初めて罪になる」

という仕組みで、コミケに行けば色々な団体が
オリジナルを模した様々な作品を発表していますが、
著作権の所有者が訴えない限りはそれは罪になりません。

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(配布冊子「山田太郎のものがたり」より)

日本は伝統的に

「著作権侵害の基準を厳しくする代わりに、親告罪にする」

ことでバランスを取ってきた背景と歴史があり、
これが同人誌やコスプレなどが非常に盛んになった大きな理由でもあります。
そしてこうした同人文化やコスプレは、今や世界に誇る日本の文化になっています。

TPP交渉では、著作権が諸外国のスタンダードに合わせて
親告罪から非親告罪へと変更されることが議論されており、
そうなる可能性が高い状況です。

日本の厳しい著作権基準をそのままに非親告罪化することは、
コミケやコスプレを初めとする日本の文化を根こそぎ消滅させる恐れがあります。

そもそも著作権侵害をしてるのが悪いだろう、と言われればそれまでですが、
コミケでパロディ商品が出回ることで、オリジナル商品も人気が高まるという、
ある種の持ちつ持たれつのような相互扶助関係を形成してきました。

表現の自由や文化はその国の価値観や歴史的背景に関わるものであり、
表層的に「親告罪・非親告罪」の基準だけを合わせることは極めて危険な選択と言えます。

TPPが国会で論争・議決されるのは翌2016年になることが見込まれますが、
親告罪化の回避と著作権侵害の基準緩和について、山田太郎参議院議員と共に
政策提言を行っていく予定です。

東京都政でも「青少年健全育成条例」の運用を巡って、
この分野については予断を許さない状況が続いています。

時の権力者・為政者にとって都合のよい表現のみが残るのではなく、
表現者たちが自由な活動ができる土壌とルールを維持できるよう、
今後も活動を続けて参ります。

コミケは残り2日。
私は本日のみの参戦となりますが、
お出かけの方は熱中症や会場マナーにくれぐれもお気を付け下さいませ。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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