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大学受験料4万円は物価高のせい?データで見ると「ようやく追いついた」だけかもしれない

• 日々のこと

長女の受験料を振り込みました。4万円近い金額に、思わず「物価高か…!」と声が出ました。

とはいえ、本当に物価高のせいなのか。気になって調べてみると、なかなか面白い変遷がありました。

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文部科学省の資料によると、私立大学の検定料(受験料)の平均は、1975年度に9,647円でした。 mext

それが1985年度には22,854円、1995年度には32,645円。わずか20年で3倍以上です。 mext

ところが、ここでピタッと止まります。2004年度の平均は32,800円で、10年前とほぼ同じ水準でした。 mext

私たち親世代の「受験料は3万円ちょっと」という相場感は、この時期に固まったものです。

現在も、私立大学の受験料(医歯学部等を除く)は30,000円から35,000円が多く、国公立大学の2次試験は17,000円、大学入学共通テストは3教科以上で18,000円となっています。 jili

つまり私大の受験料は、30年近くほとんど据え置かれてきたわけです。

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では、物価はどうだったか。

関東地方の消費者物価は1995年から2020年までで3%の上昇にとどまっていました。デフレの30年です。 city

それが2025年平均の総合指数は2020年を100として111.9。ここ5年で一気に1割以上上がりました。 stat

1995年の3.3万円を、この物価上昇でざっくりスライドさせると約3.8万円。

「4万円近い」は、物価高で跳ね上がったというより、30年凍結されていた相場がようやく物価に追いついた。そう見るほうが実態に近いのかもしれません。

大学側も楽ではありません。

私立大学協会の研究所は、物価や施設費の急上昇と人件費の増大で大学財政が圧迫され、私立大学では学納金の値上げが課題になっていると指摘しています。国立でも標準額を上回る学費に改定する大学が相次いでいます。 shidaikyoobunsha

美大の場合は、実技試験や作品審査で教員が一人ひとりの作品を見るため、学科試験中心の学部より高めになりやすいのだと思います。

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一方、家計からすると、受験料は「1校あたり」の話では終わりません。

東京私大教連の調査では、受験料・交通費・宿泊費を合わせた受験費用は、自宅外通学者で平均273,800円にのぼります。 jili

一般選抜で何校も併願すれば、受験料だけで十数万円は珍しくありません。

その点、専願が多い総合型選抜は1校勝負。1回あたりは高くても、トータルでは安く済むこともあります。

落ちなければ、ですが。

というわけで、親としてはもう祈るのみです。なんとか年内で決まってくれーーっっ。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 43歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」

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