議会閉会中にこそ、議員の活動力が問われます。
昨日は会派で、桜田門にある警視庁の視察に参加させていただきました。
主に110番対応をする「通信指令室」の説明をしてもらいまして、
当然のことながら中は撮影禁止で、外に出せる情報と出せない情報があるのですが、
日本の最先端を行く警視庁の通信対応機能には舌を巻きました。
通報を受けるとオペレーターが、画面にタッチペンを走らせます。
キーボードではなく、完全にこのタッチペンシステムを採用しているのは、
全国都道府県の中で唯一東京都だけだそうです。
タッチペンの精度など技術的・財政的な負担は大きいものの、
キーボードで打つより確実にこちらの方が早いとか。
うーん、ぜひこの最先端技術を交番にも導入して欲しい!
参考:神奈川県にはあって、東京都の交番にないものって??
http://otokitashun.com/blog/togikai/2714/
そして通報があってから対応の迅速性を決めるのは
正確な位置情報ですが、実は意外なところを見るとわかるってご存知でしょうか??
実は信号機・標識・電信柱には「管理番号」というものが
必ず書いてあって、この番号を伝えるのが一番正確なんだそうです。
し、知らなかった…おそらく90%以上の都民が知らないんじゃないだろうか。。
最近は景観の都合上、住所が書いていない電信柱も増えているので、
この管理番号というシステムを覚えておくと役立ちそうですね。
また民間と協力して、自動販売機にも住所表示があるとのこと。
東京都の110番件数は、なんと年間184万件(1日5000件!)。
しかしそのうち2割はなんと、イタズラや無言電話。
こうした大量の通報に対応するため、オペレーターには現場あがりの
ベテラン嘱託員などが採用されていますが、本当に入電が多い時は
さばくのにも苦慮するとのこと。
迅速かつ正確な対応をしてもらう上でも、
我々都民がしっかり知識をつけて110番を利用したいですね。
■
そして、今回の視察で気づいたもう一つの衝撃は…
なんと「ピーポくん」は、全国区のキャラクターではなかった!!
都民の皆さん、知ってました??
ピーポ君って、東京都警視庁のマスコットキャラクターで、
全国の各都道府県にはそれぞれ警察キャラクターがいるそうです。
いやはやこの歳まで、ピーポ君って日本全国にいると信じて疑ってなかったよ…。
これは東京生まれ東京育ちとして、なかなか衝撃の事実でした。
「やっぱり警察幹部の方は、47都道府県のキャラクターを全部言えるもんなんですか?」
「いえ、絶対無理です。」
ですよねー^^
ちなみに「ピーポ」の名前の由来もサイレンの音ではなく、
「ピープルポリス」を略してピーポなんだそうです。
こっちも、初めて知った!!
■
短時間でしたが、なかなか充実した視察を行うことができました。
現在、一つ警視庁に改善を依頼している案件もありますので、
そちらも動きがありましたらまたご報告いたします。
警察消防委員会の任期もあとわずかとなりますけど、
引き続き都議会議員として都民の安心・安全に寄与する
政策立案・情報発信をしていきたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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Tags: 警察消防委員会