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自民党が自ら「政治にはお金がかかる」論を振りかざすのは不誠実の極みである

日々のこと

報道1930で自民党・公明党の議員と政治資金改革について激論をしてきました。

議論の中心の一つはパーティー券購入の公開基準。自民党が10万円にこだわり続ける姿勢について、出演者から疑問の声が相次ぎました。

やはり自民党が繰り返している「政治活動にお金がかかる」「特に若い議員が困ってしまう」理論にはまったく納得できません。

確かに今の政治活動にはお金がかかります。かかりますが、それはより正確に言えば「お金をかければかけるほど、選挙に強くなる」ということでしょう。

きめ細かく地域の声を聞くために秘書が必要、政策をきちんと説明するためにチラシをこまめに配ることが大事…

確かにいずれも重要なことですが、実態としてはほとんど選挙対策になっていることはすべての議員が内心ではわかっているはずです。

自民党はその圧倒的な資金力・組織力で、この消耗戦と化している選挙制度の中で常勝してきました。

「お金がかからない仕組みを作ってから、パーティー券や企業団体献金の在り方を考えよう」

という順番では、今のルールで勝ち続けている自民党があえて制度改革に乗り出すことはないでしょう。

順序は逆で、まずは「入り」から規制することで、半ば強制的にお金のかからない政治活動・選挙運動を模索していく

それを断行する最大のチャンスが今回の政治改革で、裏金問題という前代未聞のスキャンダルを起こした自民党こそが、率先してその「入り」を規制する先頭に立つべきなのです。

結局、自分たちが選挙で勝ち続けるためにあえて「カネがかかる」今の仕組みを温存したい、不透明なお金も残したいという自民党の姿勢に対して、国民の怒りは頂点に達しています。

いよいよ明日から質疑応答が始まる政治改革特別委員会で、本丸となるお金の「入り」についても自民党の姿勢を厳しく問うていきます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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