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靴を履き潰したポストであっさり炎上、政治資金で何を買うべきか・買わざるべきか

日々のこと

靴を履き潰したというポストをしたところ、(まあいつも荒廃していますが)また何か不穏なコメントがよくつくなーと思っていたら、

政治活動費に活動用シューズを形状していることを、収支報告書の画面を掘り起こしながら共産党の元職議員が批判していたみたいです。

政治活動の費用としてどこまで計上するか?というのは難しい課題です。政治活動という定義は様々なので、極論、

「政治家がすることは、すべて政治だ!」

と言い切って政治活動費用・政治資金にすべて計上することもできますし、実際にそれに近いことをされている議員・政治家もいます。

一方で、その用途があまりにも世間の理解を得られない内容であると、かつての舛添元都知事のように猛批判にさらされ、辞職に追い込まれることもあります。

結論から申し上げると私は、自己判断しながら「できるだけ幅広く公開し、最後は世論に判断してもらうしかない」という立場です。

私の場合、個人献金などで集めている分もそれなりに多い(必ずしも税金=政党交付金がすべてではない)とは言え、政治資金は多くの部分で非課税という優遇がありますので、抑制的に使わなければならないのは当然の前提です。

例えば、さすがに数十万~数百万の高級時計を政治資金で買ったら批判されると思う一方、靴や防寒具はその用途から政治活動用と認められると思いますし、実用性・耐久性を考えてそれなりのものを購入した方が「安物買いの銭失い」にならないと考えています。

ここらへんはまさに価値観なので、情報公開して後は民意の判断です。

「サラリーマンはスーツや靴は経費にならない!」

という批判・指摘もありますが、ケース・バイ・ケースである上に会社員であれば給与所得控除などの制度もありますので、一概に比較することはできません。

その中でもう一つ申し上げれば、他党の多くの国会議員・政治家は舌鋒鋭く批判をしながら、こうした情報公開を避けているという事実です。

「そんなものは自腹で買え」

と批判する国会議員やその支持者たちは、月100万円の文書通信交通滞在費を何に使っているのか公開している、もしくは知っているのでしょうか。

そりゃ月100万円の非課税・非公開のお金があれば、ちょっとでも批判が浴びそうな買い物はそっちですればよいということになりますよね。

いくらでもごまかすことができし、それこそ、もっともアンフェアなやり方だと私は思います。

維新は文書通信交通滞在費を定期的に自主公開することで、「そんなものを買うな!」と様々な批判を浴びてきました。それもまさに、公開したからこそ有権者が判断できるようになったのです。

今後もできる限り政治資金の透明性を高め、批判や指摘が合理的なものだと虚心坦懐に判断できれば前向きに軌道修正していく、プラグマティズム的で謙虚な姿勢を維持していきたいと思います。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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