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政治活動期間中に街宣車の上限規制はある?物量勝負になる現状に疑問はあれども…

日々のこと

補欠選挙が始まる前の最後の日曜日。

東京維新の会は都内にある街宣車をできるかぎり結集し、合計7台の車が(吉村洋文共同代表のよる街頭演説会の場所取りも兼ねて)江東区内を駆け回りました。

これに対して「選挙違反だ!」という指摘がありましたので説明しますと、選挙期間中には車の台数制限がありますが、政治活動においてはその制限はありません

選挙期間中は候補者カーが1台、政党車(確認団体車という)が1台=2台が上限となることが基本となる一方で、政治活動だと縛りがないのです。

なので、今日の東京維新の会の活動は違反には一切あたりません。

その一方、建前としては選挙期間以外には運動ができないにもかかわらず、まさに「選挙は告示日にはすでに終わっている」とも言われるように、告示日までにどれだけ活動量を積み重ねてきたかが選挙結果においては問われます。

選挙期間中には金額面を含めた様々な上限規制があるにもかかわらず、政治活動期間にはその制限がない。資金力や物量を投入した陣営が必然的に、政治活動の量が多くなる。

ここに大型選挙においては組織のない無所属が不利となり、政党選挙が展開される理由があります。

また政党同士の闘いにおいても、業界団体や労働組合、宗教団体などがバックについている政党(多くの既存大型政党)と、まったく支持母体を持たない政党(維新)では人手や物量に大きな差が生じます。

果たしてこういう選挙の仕組みで良いのか??

と言われれば、決して望ましい状態ではなく、単純な活動量や物量ではなく、政策や候補者の資質が選挙期間内できちんと問えるような仕組みはないものかといつも思います。

しかしながら、現行のルールの中で対陣営も活動してくる以上、与えられた環境の中でベストを尽くすほかはありません。

よって、支持母体などの組織がない我々としても、東京中にいる地方議員や衆院支部長を総動員して、政治活動期間最後の日曜日に臨んだわけですね。

私はほぼ別働隊の活動でしたが、吉村洋文共同代表を招いての演説会はどこも満員御礼で大盛況。

金澤ゆい衆院支部長の演説にも熱がこもり、選挙戦を前に良い感じに陣営も街も温まってきました。

いよいよ16日(火)から衆議院補選がスタート。敵はしがらみと組織、そして抵投票率。

ぜひ多くの皆様のご注目をいただければ幸いです。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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