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立憲民主党によるフィリバスター2連発後、3月2日(土)の国会運びはどうなる?

日々のこと

おはようございます。今日が予算の自然成立「30日ルール」のデッドラインとなる3月2日です。

私も4日(月)から参院予算委員会が始まる場合に備えて、早朝から国会に向かっています。議員だけなら良いですが、これに巻き込まれる官僚・関係者の負担はいかばかりか…。

最終日にもつれ込んだ衆院予算採決は、2つの展開が考えられます。

一つはこれから衆院予算委員会のラスト集中審議→締めくくり総括質疑が行われた後、少しゴタゴタしつつも予算を採決して本日中に終了(妥協決着)。

下馬評ではおおむね、このような決着になるだろうと予想されています。

もう一方のルートは、予算質疑後に各委員長や国務大臣、そして最後は内閣総理大臣にまで解任決議案・不信任決議案を次々に突きつけて、趣旨説明ではフィリバスターを繰り返し、無理やり深夜0時を迎えてデッドラインを超えさせる展開です(強行決着)。

もはやこの決断は、野党第一党である立憲民主党の舵取りにほぼ委ねられている状態です。

後者の強行決着・深夜国会再びルートを突き進むなら、その日程闘争の姿勢には凄まじい批判が起こるでしょう。

そもそも予算審議の日程が窮屈になったのは自民党側の責任が大きいとはいえ、さすがにこのような日程闘争には共産党以外の主要野党は後ろ向きな姿勢を示しており、貫徹できるかは不透明です。

一方で、腰折れして本日中の採決を許容する(不信任連発→フィリバスターはもうやらない)のであれば、昨日からの深夜国会・フィリバスターは一体なんのためだったの?ということになります。

野党第一党である立憲民主党の国対戦略が最終どちらに向かうのか、もはや外野からはまったくわかりません。

自民党に対する怒りから、国民は今回ばかりはこの日程闘争「強行ルート」にも理解を示すのかもしれないし、

国民民主党の代表や幹事長が指摘するように、古い手法で関係者の負担を増やすやり方には反発が起こって「潮目」が変わるのかもしれない。

案外と今日が、次回の解散総選挙の結果を左右する分水嶺になるような予感もします。

私個人としては、結局立憲は「強行ルート」を走り切るほどの腹が括れておらず、やりきろうとすれば党内からも批判の声があがってバラバラになり、結局は「妥協ルート」で決着するのではないかと睨んでいます。

追い詰められているのは自民党ではなく、むしろ野党第一党である立憲民主党とも見えますが、この予想が覆されるのかどうか。

週明けの予算委員会の準備を進めつつ、衆議院の行方に注視いたします。

上記は3月2日(土)早朝時点での備忘録として。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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