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ネット選挙違反は「やったもの勝ち」状態。どこまで厳しい処分をするべきか問題

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

ネット選挙が解禁されてはや10年が立ちますが、違反に対する量刑はなかなか定まらない感触があります。

先の統一地方選挙でも、選挙期間中に違法とされている有料広告の出稿事例が報じられています。

この江東区長選挙のケースは報道以上の詳細がわからないので現時点ではなんとも言い難いのですが、これまでこうしたネット選挙違反で起訴→有罪→失職となった事例はおそらくありません

ネット広告が得票数に与える影響はそこまで強くないであろうことを考えれば、たしかに出稿違反で処罰→当選取り消しというのは厳しすぎる感があるのはわかります。

一方で、だからといってネット選挙違反をことごとく事実上の無罪放免(起訴猶予)としてしまえば、「故意ではなかった」と言いながらやったもの勝ちを許すことにもなりかねず、なんとも難しい線引だなと感じます。

ちょうど維新も党内タスクフォースで公職選挙法の改正案を議論しているところですが、当選取り消しや失職にはならない処罰(罰金刑など)というものの必要性も論点の一つになるかもしれません。

金銭買収などの悪質かつ重大なものは一発レッドカードだけど、軽微なものは罰金刑くらいにとどめ、次回の選挙で有権者に審判してもらうと。

ただいずれにしても、繰り返しになりますが現在はネット選挙違反は「やったもの勝ち」になっているのが実情です。

今回の警察・検察の対応に注視しつつ、もちろんこうした違反を自分たちが犯すことのないよう、改めて細心の注意を払ってまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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