昨日夕刻の代表辞任の報道を受けて、今朝の街頭活動は
果たして何を言われるか、内心本当にビクビクしていました。
政治家と言えど人間です。
党勢が厳しいときは正直、駅に立ちたくありませんし、
罵声を多く浴びせられればそれだけダメージを受けます。
先週の街頭活動はそういった意味で、本当に厳しいものでした。
罵声を浴びせられのにはある意味慣れてると
開き直れる部分もありますが、
「あなたには期待してたのにね。」
「いままで応援してたけど、これじゃあもう支持できない」
と言われることが、何よりのショックだったのは事実です。
代表の辞任を受けて、今日以降はどんなことを言われるのかと
不安な気持ちで駅に向かいました。
ところがその反響は、驚くほど平穏なものでした。
私は雨の日も風の日も、駅前に立ち続けている人間です。
直接言葉を交わさなくても、自分や党旗を見たリアクションから
ある程度の感触は把握できると自負しています。
そんな実感値はもちろんのこと、直接お言葉を下さる人についても、
先週は厳しいご意見を下さった人が
「ここからが正念場だな」
「まだ説明は足りないけれど、これから頑張ってほしい」
と励ましの言葉をかけてくれるまでになりました。
日本人というのは本当に、けじめを取ってやめた人間は追及しない、
弱った人間は叩かない、判官贔屓な人間なのかなあと思います。
一方でマスコミ報道に便乗して、叩くときには過剰なほどに
責め立てる部分とは表裏一体なのかもしれません。
■
もちろん、こうした世間の風が収まったからと言って、
それがイコール説明責任を果たしたことだとは思いません。
むしろ、こうして「なあなあ」にすることが、
日本社会の悪い部分である可能性は高いと思います。
政治家として感じたこうした実感値を
実際に政界の改善に活かせるよう、引き続き議会活動とともに
駅前や街での街頭活動にも力を入れていきたいと思います。
本日は文字通り分刻みのスケジュールにて、簡潔ながら。
それでは、また明日!
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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