こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
住民投票3日目です。相変わらず、「反対ありき」の一部野党の方々による残念な批判が目に付きます。
立憲民主の都構想反対ポスターに不快感「バカにしすぎ」ヒョウ柄服の女性が寝転んで…
→これが反対派の立憲から見た大阪市民のイメージ。酷いね。大阪の民主主義のレベルは立憲が思ってるよりよっぽど高いよ。政治の実効力で評価される。反対オンリーは大阪では通用しない。 https://t.co/2Eqr6Y4Scq— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) October 14, 2020
立憲民主党が作ったポスター&Tweetは、他党や自党の議員からも批判される始末。
呆れてものも言えない。。
どういう意図でこの絵を採用したかは分からないが、大阪都構想の住民投票については制度そのものについての真摯な議論を通じて賛否を決するべきもの。立憲民主党の見識の低さを図らずも露呈したものと言わざるを得ない。 https://t.co/CTnuR3MSQH— 【公式】みたに英弘 自民党 衆議院議員/神奈川8区 (@mitani_h) October 14, 2020
これは立憲にとってマイナスになるツイートでは…?ユーモアがあるとかそういう問題ではなく、まず、イラストが与える印象はどうか。そして、産経新聞の見出しである「分からないなら反対を」が立憲がそう主張しているように見える。記事を読むと切り取りですが、それをツイートしてはよくないです。 https://t.co/HlIiBj2wNl
— 塩村あやか????参議院議員(りっけん) (@shiomura) October 14, 2020
「何かを変える、前に進める」
というのは本当に大変で、エネルギーが要ることです。一方で現状維持を狙い反対する側は、印象操作だけしておけば良いのだから、楽なことだとでも思っているのでしょう。
しかし、対案なき「何でも反対」の姿勢は、少なくともすでに大阪では通用しません。実際に立憲民主党の議席は、大阪ではほぼ壊滅的な状態になりました。
ステレオタイプに有権者にレッテルを貼るイラストを拡散するのではなく、本質的な論争を。
「わからない」という有権者がいるなら、賛否に誘導する前に真摯な説明を。
私たちは大阪と日本の未来のため、最後まで真摯に説明を尽くして賛成への投票を呼びかけていきます。
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さて、反対側の主張の一つに
「270万人の大阪市が解体され、小さく弱いものになる!」
「せっかくのスケールメリットが失われる!わざわざそんなことをする必要はない!」
というものがあります。しかし、これは誤りです。
大阪市は4つの特別区に再編されますが、これは「格下げ」ではなく日本に唯一無二の「スーパー特別区」が誕生するのだということは、以前のブログや街頭演説で解説しました。
参考過去記事:
東京都民も羨望!都構想で大阪には日本で唯一無二の「スーパー特別区」が誕生する
https://otokitashun.com/blog/daily/24452/
ではそもそもの「スケールメリット」論の方はどうでしょうか。
確かに小さくバラバラなものは運営コストが高いので、一つにまとめることで効率化されてスケールメリットが発揮されることは多々あります。
ただ一方で当然のことながら、大きければ良いというものではありません。大きければ良いのであれば、日本全国がこれだけの自治体に細分化されているワケがないですから。
何事にも最適規模というものがあり、それを超えるとサービスや効率が低下することは、経済学的には「混雑効果」として知られています。
狭い面積に人口270万人がひしめく大阪市は、残念ながらこの「混雑効果」の典型例ともなってきました。
最適規模がどれくらいの人口・面積なのかという点については未だ議論の付きないところですが、少なくとも基礎自治体として270万人が過剰であるという点に異を唱える専門家はほとんどおられないと思います。
全国的な問題。適切な比較対象がない275万人都市大阪市は格好の餌食。
4特別区再編で人口規模が近い自治体と切磋琢磨させたい理由のひとつ。
規模が大きい大阪市にはこれも必要です!ってベンダーに営業されて断れる役人は、ほぼいない。大阪市存続は税の無駄遣いを助長する。https://t.co/nopQ06xd0H— 杉山みきと【YES!都構想】大阪市会議員(東淀川区:大阪維新の会) (@GoaRICK) October 14, 2020
そして4つの最適規模の自治体に分かれることで、比較・競争が起きてサービスや税効率が向上するという点も極めて重要です。
杉山みきと市議が指摘するように、入札の際などにも比較対象となる自治体があれば価格交渉が効きますが、現在の大阪市レベルになるとそれができません。
これもスケールメリットを帳消ししてしまう、「大きすぎる」ことによるデメリットと言えるでしょう。
こうした問題点を一つ一つ解消し、税金の無駄遣いを無くし、より良い住民サービスを提供しようというのが大阪都構想です。
もちろん百点満点の都市制度というものはありませんから、これより「もっと良い」という制度設計があれば、ぜひ私も見たい・議論をしたいです。
しかし、ただただ反対の「現状維持」を唱えるだけでは……(冒頭に戻る)
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昨晩、柳本顕さんとご一緒したぶっちゃけ都構想の再生回数が1万回を超えました。皆様、ご視聴ありがとうございます。11/1まで、真摯な議論を積み重ねましょう#ぶっちゃけ都構想 徹底生討論・第3回「自民反対・公明賛成~立場分かれた自公のホンネ~」 https://t.co/nt77jpVDm1 @yanagimotoakira
— 辻よしたか (@ytsuji2001) October 14, 2020
色々な立場の方の意見に耳を傾けて欲しいという意味では、上記の辻よしたか議員(公明党)VS柳本さん(自民党)の討論動画なども大変見ごたえがあります。
ぜひ有権者の皆さまには様々な立場からの情報に触れていただき、イメージではないところで大阪都構想の住民投票に決着がつくことを目指し、活動してまいります。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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