※これまでのあらすじはこちら。
http://otokitashun.com/tag/tochijisen2014/
宇都宮健児候補の陣営からは、
「ブログはどれくらいアクセス数があるの?
うーん、15分か20分くらいならなんとかなるかなぁ…」
等、かなり前向きに検討していただいたのですが、
残念ながら政策対談は実現できませんでした。無念。。
「主要」候補で一人だけ会ってくれれば、プレゼンス上がったのに!←
宇都宮健児公式HP政策集
http://utsunomiyakenji.com/policy/
■他を圧倒するNo1の政策量!
上記からリンクを飛んでいただけるとわかりますが、
とんでもない量の政策があります。ボリュームなら、間違いなくNo1。
対細川候補比で50倍くらいありそうですが、誰が読むんだろうという気がしなくもありません。。
順番に並べると、
1.社会保障・福祉
2.都市計画・防災対策
3.脱原発・エネルギー政策
4.教育
5.安倍政権批判、憲法、平和政策等
6.オリンピック・パラリンピック
7.政治とカネについて
となっており、社会保障をトップに持ってきて
安倍政権批判や憲法を独立項目にするあたりが、ブレない感じで素敵です。
一つの項目につき30~50の政策が網羅されており、
正確には数えてませんが300以上の提言があるのではないでしょうか。
■政策?ウィッシュ・リスト?
しかしその中身を政策すると、
政策実現性・財源の裏付けには疑問を呈さざる得ません。
少し例を挙げるだけで、
・「認可保育所」を大幅に増やす
・18歳までの医療費無料拡大
・高校の授業料無償拡大
・都独自の高齢者医療費無料を検討、まずは75歳以上を無料化
・高齢者へのシルバーパス(交通機関無料パス)を再び普及拡大
・消費税増税に反対、増税後も都営交通機関は賃上げしない
などなど、基本的に
「あげます!支援します!充実します!でも、増税はいたしません!!」
となっておりまして、そりゃあ実現したらパラダイスだけどさ…
という項目が目白押しとなっております。
これは政策ではなく、ある種のウィッシュ・リスト(願望のカタマリ)であって、
仮に実現すればかつての美濃部都知事時代のように、将来世代に
壮大なツケを送り出すバラマキ都政になる懸念が大いにあります。
ただし、女性副知事や幹部の積極的登用や、ダンス規制には反対するなど
細かい部分まで踏み込んでいる政策は、部分部分評価できることも付け加えておきます。
■おときたによる総評
共産党・社民党支持ということで、基本的には「大きな政府」。
行政がすべて面倒を見ます!という哲学が首尾一貫しています。
そのため、「小さな政府、自由主義」の私からのコメントは
どうしても厳しいものになってしまいますが、そのあたりは差っ引いて
投票のご参考にしていただければ幸いです。
また、都知事選が決まった後すぐに立候補を表明し、
公開討論会へも臨む姿勢をただ一人崩さなかったことには
いち政治家として敬意を示すとともに、ご健闘を祈念したいと思います。
—
さあ、これにて全員分の紹介終了!
いよいよ総括と投票先の選定に入ります…
もう少しだけ続く!
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
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Tags: 都知事選2014