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突撃!おときた駿がゆく!都知事候補者に全員会いますプロジェクト~番外10:細川護熙さん~

選挙の話

※これまでのあらすじはこちら。
http://otokitashun.com/tag/tochijisen2014/

選挙公報hosokawa

こちらから確認の電話を入れたところ、
細川陣営の担当者からは

「新規のご依頼はすべて、お断りしています」

との回答がありました。
そのわりに、家入候補との対談とかやってたけど!プンプン!
(まあ、注目度で選択すれば当たり前ですが。苦笑)

細川護熙HP政策集
http://tokyo-tonosama.com/

■政策というより、ふわっとした思想・方向性

ご本人が「脱原発」一本で出てきたことを公言しており、
それを反映して政策にも網羅性・具体性はあまりありません
やりたい部分だけ書きましたという感じ。順番にならべると、

1.原発ゼロ!
2.オリンピック・パラリンピック
3.防災・都市計画
4.産業・成長戦略
5.社会保障・福祉

となっております。各項目4~5つの提言に留まっており、
政策マニアから見るとかなり物足りない内容です。
例えば待機児童にしても、

・「待機児童ゼロ」を任期の間に早急に実現します。全国の先進事例に学んだ行動計画をつくります。

これだけ。え、これだけ?!的な。
ちなみに細川候補、2月1日の公開討論会において

「数の必要性はあるが、その際に“保育の質”が保たれているかを議論する必要がある」

という発言をしており、
規制緩和を主張する舛添候補と論争する場面がありました。

個人的に、この漠然とした「保育の質(≒民間はダメ)」理論が既得権益を延命させ、
待機児童問題の解決を遅らせている最大の要因の一つだと思っているので、
このような発言・方針には非常に危機感を感じています。

■政策の中に残る、かつての小泉総理の牙?!

ただ、面白い部分もあります。
なぜか淡泊な政策集の中で、「国家戦略特区」の部分だけが手厚いんです。

国家戦略特区を活用し、同一労働同一賃金の実現を目指すとともに、ハローワークは、国から都へ移管し、民間の職業紹介とも合わせてきめ細かな就業支援を実現します。

また医療、介護、保育、教育などの都民生活に密接に関係する既得権のしがらみを断ち、国ができなかった思い切った改革を進めます。それぞれの分野で、新しいサービスの創出と産業としての発展につなげます。

一見すると、上記の保育問題で民間活用を渋る態度と相反するのですが、
これってまさに、あの時に小泉さんがやりたかったことなんですよね…。

当時、小泉政治に希望を見ていた身としては、
どうしてもこういう部分に期待したくなってしまうのでした。

■しかし、支援者がね…

ですが、ですがね。
むしろ周りの支援者が心配なのは、
田母神さんではなく細川さん陣営ではないかと思うのです。

「マスコミの陰謀で、細川・小泉の勢いが取り上げられない!」

とSNS上で叫び、少しでも疑義を唱える人に「原発推進」のレッテルを貼って回る
あれ、これってどこかで見た光景じゃ…?

僕自身が足を運んでいる感想では、例えば田母神候補の街頭演説も
細川・小泉陣営に負けないくらい熱気がありましたよ。
(人数で細川・小泉W総理が勝ってるのは間違いないと思いますが)

参考に、ちゃんと各陣営の演説に足を運んでて
中立っぽいまとめを見つけたので、共有。
http://matome.naver.jp/odai/2139140433551287001

自分の目で確かめることが大事だと思いますが、
こちらはあくまでご参考までに。そして、

「脱原発は政策であって、イデオロギーではない」

この基本に立ち返らない限り、
一般の無党派層は離れていく一方な気がしています。

■おときたによる総論

上の方で書きすぎて、総論で書くことがなくなりました(苦笑)。
細川・小泉タッグが実現した時の昂揚感は忘れることはできません。
それでも、

「原発以外の政策は、誰がやっても大差がない」

街頭演説で多用されるこの言葉に、私はどうしても納得できないのです。
だってそれなら、都議会なんてなおさら意味ないじゃん!

ちょっと手厳しくなってしまいましたが、
率直にいま感じていることを書きました。
いち意見として参考にしていただければ幸いです。

それでは、最後の「主要」候補へ!

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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