次の世代に希望をつくる

雇用流動化の発信は「2:8」で批判多数。それでも私が発信をやめない理由

• 日々のこと

先日、竹中平蔵さんの動画を引用しながら、雇用の流動化について書いたブログには、かなりの反響をいただきました。

読んでくださった皆さま、コメントをくださった皆さま、ありがとうございます。

反響の中身はというと、ざっくり2:8、よくて3:7くらいの割合で批判が多数でした。

「結局クビを切りやすくしたいだけだろう」「竹中の手先か」といった厳しい声もたくさんいただいています。

ただ、私はこれを「炎上」だとは思っていません。

一方的な批判だけでなく、賛成も反対も含めて、これだけ多くの人が自分の働き方や会社との関係について意見を書いてくれた。それ自体が、議論が起きている証左です。

批判の中にも、「中高年の再就職は現実に難しい」「セーフティネットが先だ」など、真剣に考えるべき指摘がいくつもありました。

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実は、この雰囲気には既視感があります。

3年ほど前、社会保障制度改革、とりわけ医療の窓口負担の引き上げについて発信していたときも、反応はほぼ同じでした。

「高齢者いじめだ」「弱者切り捨てだ」。発信するたびに、批判が圧倒的多数でした。

それが今はどうか。少なくともネット上では、賛否が5:5、あるいは賛成のほうが多いと感じる場面が増えています。

現役世代の社会保険料負担がこのままでいいのか。その問題意識が少しずつ広がり、潮目が変わったのだと思います。

潮目はなぜ変わったのか。

私は、特別な一手があったわけではないと考えています。

制度の数字や構造を、何度も、繰り返し、説明し続けた。現役世代の手取りが増えない理由を、具体的に示し続けた。その積み重ねで、「言われてみれば確かに」と感じる人が少しずつ増えていったのだと思います。

最初から賛成多数の政策は、たいてい誰かがもう実現しています。

まだ実現していない改革というのは、ほぼ例外なく、最初は反対が多いものです。

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雇用の流動化についても、私は同じ流れになると確信しています。

それがいつになるかは、正直わかりません。数年後かもしれないし、もっと先かもしれません。

ただ、前回の記事でも書いたように、今の仕組みで割を食っている人は確実にいます。就職氷河期を経験した世代、出産や育児でキャリアが途切れた女性、ルールがないまま泣き寝入りしている中小企業の働き手です。

この人たちの存在に光が当たれば、議論の前提は必ず変わっていきます。

批判の多い発信を続けるのは、楽なことではありません。それでも、賛成が多い話だけをしていては、改革は前に進みません。

コツコツと政策発信を続けます。引き続き、賛否どちらのご意見もお待ちしています。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 43歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」

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