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「小池知事が消しにきた」は本当か。さとうさおり都議の辞職表明に思う

日々のこと

先週、さとうさおり都議が「議員辞職することになりました」という動画を公開し、大きな話題になっています。私にもコメントや解説を求める声が多く寄せられていますが…

率直に申し上げて、現時点で「解説」はできません。

出ている情報があまりに少ないからです。この段階で「ああだ、こうだ」と したり顔で語ることは、かえって不誠実だと考えています。

その上で、私の経験から言えることだけをお伝えします。

さとう都議は政務活動費の件などをめぐり、東京都と真っ向から対立してきました。

発信力のある野党議員として都政の問題点を追及してきたわけですから、都庁側、知事サイドにとって心地よい存在でなかったことは間違いありません。

議会というのは古い世界ですから、多かれ少なかれ嫌がらせのようなものはあったのだろうと思います。

一方で、私自身も6年半、東京都議会議員を務めました。当時なりにブログを書きまくり、テレビにも出て、都政を追及してきた側の人間です。

その経験の中で、命の危険を感じるほどの圧力や嫌がらせを、知事サイドや当局側から受けたことはありません。

「今回の件は小池知事が黒幕だ。さとう都議を守るためには、小池知事を下ろすしかない」

といった声も見かけますが、小池知事や東京都が誰かの命を狙う、家族にまで危害を加える、裏で糸を引いている…

そうしたことは、私個人の感触としては「あり得ない」と考えています。

ただし、これは陰謀論を退けて終わり、という話ではありません。

若い議員、特に女性議員がストーカー被害や殺害予告を受けるケースは、残念ながら現実にあります。

さとう都議ご本人やご家族が、本当に身の危険を感じるような脅迫を受けた可能性は否定できません。

ご本人は「身を守ることを最優先する」とおっしゃっています。警察等にもしっかり相談し、くれぐれも慎重に日々をお過ごしいただきたいと思います。

では、本当に辞職されるのか。私はまだ五分五分だと見ています。

辞職表明からまだ数日で、議会側に正式な届出も出されていないはずです。身の安全が確保され、状況が変われば、都議を続けられる道もあるのではないでしょうか。

任期はまだ3年以上あります。減税や社会保険料の引き下げなど、共感するところの多い主張をされてきた方です。

1人区で期待を受けて選出されたわけですから、なんとか任期を全うし、実績を重ねていただきたいというのが個人的な願いです。

いずれにせよ、ご本人からの追加の説明がない限り、真相は明らかになりません。

不確かな情報で騒ぐのではなく、正確な情報を落ち着いて集めていくことが大事だと思います。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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