本日20日は衆議院予算委員会が行われ、維新からは藤田文武幹事長・青柳仁士政調会長代行が質疑に立ちました。
我が党のみならず、ほぼすべての政党が自民党のお手盛り「改革案」に怒りと批判をぶつけた予算委員会。
企業団体献金などに少しも手をつける気がない自民党の態度は唾棄すべきものですが、政策活動費も今の「使途公開」ではとうてい納得することはできません。
ただ、批判ばかりしていても話は前に進まないので、この政策活動費の分野については、維新からは新制度を提案しました。
政党には、プライバシーや機密の関係で公開しづらい政治資金がある、という点については一定程度の理解をします。
しかしじゃあ非公開の制度のままで良いかと言えば、それはこれ以上認められません。プライバシーや機密に配慮しつつ、透明性を高める手段はあります。
端的に言えば、それは「報告書・領収書の将来的な公開」です。
提出する時点では相手先を記載せず、領収書も公開しなくてOK。ただし、別途で新制度の報告書を作成して領収書とともに提出。一定期間(10年後)にすべて公開するというのが維新の提案です。
「将来的な公開」というのは諸外国でも機密文書などに積極的に用いられている手です。
時間を置くことで機密性に配慮しつつ、時間が経てば公開されるのであれば、そんなに無茶な用途に使うことはできないという抑止力がきっちりと働きます。
公開前でも第三者機関によるチェックを入れれば、さらに透明性・公正性を高めることができるでしょう。
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こうした維新案について、総理は昨日の時点ではほぼゼロ回答でしたが、本当に今の「お手盛り改革案」を自民党単独で抱えて成立させる気なのでしょうか。
22日からいよいよ政治改革特別委員会での審議が本格化します。
企業団体献金の廃止・政策活動費の廃止(新制度の設立)など、妥協することなく本物の改革案を可決させるべく、努力をしてまいります。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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