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「老兵は死なず、去らない」日本政界で、Z世代の政治家は増えるのか?

日々のこと

「第4弾Z世代カフェ シルバー民主主義、いつまで続く?」のイベントに玉木雄一郎さん、中谷一馬さんとともに参加をさせていただきました。

Z世代(若者世代)の政治家を増やすにはどうしたらいいか?若い政治家が増えない理由は?といったテーマをストレートに語り合うこの企画に参加した雑感をば。

・被選挙権年齢の引き下げはマスト

25歳にならないと国政も地方議会も選挙に出れないのはおかしい。この根本問題は即刻解決するべきというのは出演者全員が一致

・そうは言っても、若い世代が政治家になる道は(昔に比べると)整っている

玉木さんが言っていましたが、これも同意です。私が初出馬した10年前と比べてもネット選挙ツールは充実しているし、実際に選挙結果を見ても、特に地方議会の大選挙区では若者・女性は強キャラ属性になりつつあります。

国政はまだ政党の力が強いですが、それでも政治塾などが充実してきて「まずは秘書になって鞄持ちを10年」みたいな世界観は崩れつつあるのは事実です。

・一方で、若い政治家が頭角を表すのは容易ではない

政治の世界は相変わらず「期数・年齢順」が根強い世界で、こっちは昔と比べてもあまり変化がなく…。当選後に若い政治家が第一線に行くのは極めて困難です。中谷さんが以前に投稿していた内容の一部引用ですが、

【各党執行部の平均年齢】
自由民主党:平均年齢66.8歳
立憲民主党:平均年齢61.5歳
日本維新の会:平均年齢51.4歳
公明党:平均年齢63.9歳
日本共産党:平均年齢64.0歳
国民民主党:平均年齢58.2歳
れいわ新選組:平均年齢54.2歳
教育無償化を実現する会:平均年齢53.4歳

【※参考】
衆議院:平均年齢57.4歳
参議院:平均年齢58.4歳
上場企業:平均年齢41.4歳
(2024年2月7日時点 調査)

となっており、フランスやカナダのように「30代で首脳!」みたいな世界観はまだまだ先であることを痛感します。

私も60歳までには国会議員は引退すると心に決めているのですが、基本的にベテラン政治家ほど執着して「老兵は死なず、去らない」のが日本政界の慣習なんですよね。

※マッカーサー格言「Old soldiers never die.They just fade away.」より

ここをどう突破するかというのが最大の課題な気がしており、まだまだイベントでは語り足りないところでありました。

つらつらと書きましたが、素敵なイベントにご招待いただいた主催者の皆さま、参加者の方々、ありがとうございました!

40歳と心技体ともに揃ったオッサン政治家になりつつありますが、若い世代が活躍できる政界を目指してもう少し頑張ってみたいと思います。宜しくお願い致します。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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