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与党側の駄々で予算審議が遅延。この期に及んで「裏金」に抵抗する自民党の末期感

日々のこと

通常、審議が遅れたり止まったりするのは野党側の抵抗によるものですが、先日の参議院予算委員会では珍しく与党(自民党)のせいで開会が大幅に遅れる事態が発生しました。

予算委員会前の理事会が紛糾して終わらず、野党側が求めている証人喚問の件で揉めているのかとばかり思っていたら、自民党が野党議員が使うパネル資料の「裏金」という単語にイチャモンをつけてきたとのこと。

裏金という言葉は不適切だ、訂正しろ取り下げろと騒ぎ立て、最終的にはカギカッコ付きの「裏金」と表記することで決着しました。

この期に及んで、自分たちが行ってきた意図的・組織的な違法行為に対する重大性の認識が甘すぎるとしか言いようがありません。

真面目に納税している国民からみたら、誰がどう見たって裏金であり、他人からそう指摘されることに文句を言えるような立場なのでしょうか。

野党、裏金解明へ連携強化 維新「組織的犯罪」と批判
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020101207

1日の衆議院予算委員会でも、維新の馬場伸幸代表の質問の中で

「多額の裏金づくりは、まさに組織的犯罪集団だと言わざるを得ない」

と至極真っ当な指摘を述べたところ、自民党側がクレームをつけてきました。

しかし、すでに3人が立件されて1人は罪が確定、他にも脱税予備軍が100名近くいる集団を、組織的犯罪集団と言わずしてなんと表現すれば良いというのでしょうか。

昨日出演したプライムニュースでも、政治改革には徹底した納税者目線が必要であると述べさせていただきました。

「お金は使わずに取っておいた」
「私的流用はなく、翌年の経費に回して適切に支出した」

と、あたかも使わずに取っておいた・来年に繰り越したのを良いことかのように堂々と「自白」している議員が続出していますが、そんなものは民間でやれば見事な脱税・売上操作です。

もうすぐ確定申告の締切がやってきます。納税者が馬鹿を見ないように、意図的・組織的に裏金づくりに勤しんできた当事者全員に追加徴税を含む厳格な処分がなされることを強く求めていきます。

動画でもコメントしました。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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