こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日は吉村洋文共同代表の記者会見があり、ありがたいことに私に名指しでのご指名がありました(汗)
すごい球が飛んできた(汗)。国政維新でしっかり&早急に論点整理を進めます。
〉政策を取りまとめる日本維新の音喜多駿政調会長に触れ、「音喜多さんが(パーティーについて)『禁止』といったらいい。国会で(政治改革の)あるべき姿を示したら良いと思う」と語った。https://t.co/Kv3jrYt508
— おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) (@otokita) December 28, 2023
「大阪のことは気にしなくて良いから、あるべき姿を目指して」との言葉もあり、信頼に基づいてこうしたパスを投げていただけるのは本当にありがたいとともに、身が引き締まる想いです。
これを受けて上記ポストのように「論点整理を進めていきます」と述べたところ、
「まだ論点整理なんかやっているのか、遅すぎる!!」
「立憲民主党はもう改革案が報道されているのに、維新は負けている」
等の指摘がありましたので、党という組織で政策を取りまとめる立場から、少しだけご説明をさせていただきたいと思います。
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まず論点整理というのは、はじめにちゃちゃっと済ませることではなく、実はすべての土台であり極めて重要な作業です。
最初にどこに論点を設定するか?どこまで論点を洗い出すか?によって、その後の議論や結論がほぼ規定されてしまうことすらありえます。
そして今回の政治資金改革の問題は、所属の特別党員全員にとって「自分ごと」となる政治課題です。
ステークホルダーが多い一方で、地方議員や国会議員、パーティーをやる人・やらない人、企業売りをする人・しない人で、そもそも大きく目線や価値観が異なります。
そうした目線やスタート地点の違いをどのように合わせて、冷静かつ合理的に議論を進めていくことができるか。
組織内の「温度感」みたいなものにも配慮しながら、論点を積み上げていく丁寧な作業が必要です。
確かに賢い人がサッとまとめてくれた論点に乗ってやれれば、そんなに助かる話はありません。
でも目線が会っていない・想いがすれ違った状態で議論を始めてしまう・結論を求めてしまうと、あらぬ方向に結論が向かってしまったり、そもそも議論の場が荒れ果ててしまう可能性もあります。
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そんなに難しい作業なのに&「自分ごと」の所属議員が多いのは立憲民主党も事情は同じなのに、なんで立憲はあんなに動き出しが早いんだよ?
という突っ込み・疑問について率直にお答えすれば、それは立憲民主党が言ったことはやらないで済む政党だからです。
彼らは文書通信交通滞在費を使途公開すべし・企業団体献金を廃止すべしと法案まで出しながら、「法律が成立するまではやらない」というスタンスを取っています。
そういう政党・政治集団であれば、いくらでも高い球を投げておけばいいでしょう。
しかし、日本維新の会はそうではありません。
「身を切る改革」を党是として、自分たちに関わることで実行可能なことは、提言した以上は必ず率先垂範する政治集団です。
パーティー券は廃止、政策活動費は廃止と宣言したら、その日から維新は「縛りプレイ」に突入します。
そうなれば正直、政治活動・選挙運動においては相当不利になるでしょう。自民や立憲としのぎを削る選挙区で、政治生命を失う候補者が多数出てくるかもしれません。
議席数が減り、政権交代が遠のき、結局は目指していた政治資金改革もまったく実現しない…というワーストシナリオがありえます。
もちろんその一方で、リスクを取って火の玉のように突き進むことで政治資金改革が進み、また維新の党勢が拡大する可能性もあります。
こうしたすべての所属議員に影響する、党の存亡にかかわる重要な意思決定をするからこそ、できるだけ多くの特別党員・党員たちが納得できる形で結論を得たい。決まった後に一丸となって前に進む推進力を得たい。
そうした思いで、私自身もはやる気持ちを抑えながら、様々な意見を伺いつつ論点整理をし、議論の場・意思決定の場を準備している最中です。
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なお、実務的な話をしますと、政治資金改革の法案を策定していくのは政調会ですが、これらは党運営の根幹に関わる話なので、基本的には幹事長マターです。
藤田文武幹事長と密に連携を取りながら、政調会として下準備と提案・法案策定を進めていく運びになります。
立憲民主党よりスピードで遅くなったからといって、質でも負けるつもりはもちろんありません。
幹事長を始めとするメンバーたちと密に連携を取りながら、通常国会をめがけて着実かつできる限り迅速な論点整理→議論→結論づくりを進めてまいります。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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