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国会議員関係者による「政治団体乱立」という脱法行為を問う

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

自民党の裏金問題を巡って、政治家にとって甘々で理不尽なルールが次々に明らかになっています。

そのうちの一つが、私が前々から問題視していた国会議員・政治家による「政治団体の濫用」です。

髙木毅前国対委員長が“闇団体”でパーティを開催していた!
https://news.yahoo.co.jp/articles/56149afa9f9bdef7f05fbd559342d8a325d52188

ちょうど本日も、高木毅国対委員長が秘書が代表を務める政治団体からパーティー収入を還流していたことが報じられました。

私たちは政治団体を設立してそこで政治資金の収支を管理して報告しますが、「国会議員関連団体」になると、少額領収書の保存・公開や外部監査が義務付けられるなど、チェックが厳しくなります。

そこで代表者にも会計責任者にも国会議員の名前が登場しない政治団体を、秘書や知人の名義を使って立ち上げて、その政治団体で資金を管理するという脱法行為が横行しているのです。

一般の政治団体であれば5万円以下の支出については領収書公開義務がありませんから、少額支出を名目にして「裏金」を作り出すことも理論的には可能です。

また今回の高木議員のケースのように、収入についても一般には認知できないルートで得ることができます。

事前情報がなければ「どの政治団体が実質的な◯◯議員の団体」ということを一般人が調べることは困難であり、これによって政治家の収支は極めて不透明になっています。

こうした実態をすべて把握することは困難ではありますが、やはり政治家が複数の政治団体を管理してお金を分散する手法には何らかの規制をかけるべきだと私は思います。

政治資金規正法は「規制法」ではなく「規正法」。政治家の良心によるある種の性善説を理念として立法されましたが、それが限界を迎えつつあるのはもはや明らかです。

こうした政治団体乱立の問題点も、法改正の論点の一つとして遡上にあげてまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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