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自民党の裏金問題が吹き上がる中、舛添前都知事の言葉は含蓄がある

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日も午後から千代田区・新宿区内で遊説活動。日陰は寒い一日でしたが、街はすっかり歳末モードでどこもお出かけする人たちでいっぱいでした。

喋り倒して喉が枯れ気味ですが、年末までなんとか持たせて歳末ご報告街宣を続けていきます。

さて連日、裏金キックバック問題が報じられ続けていますが、「政治とカネ」問題で辞任した舛添要一・前東京都知事が含蓄あるコラムを書かれておりました。

【舛添直言】30万円記載ミスで都知事を辞任した私も驚愕、安倍派の裏金疑惑
https://news.yahoo.co.jp/articles/71e2bf929ac2cfe9456b255cf96ed5c9eb4452de?page=1

もはや歴史の1ページ感もありますが、2016年とまだ7年前の出来事なんですね…。

高額出張に公用車の不適切利用疑惑などが重なってはいましたが、最後のトドメとなったのは政治資金収支報告における不適切支出でした。

「政治とカネ」の疑惑残し、舛添都知事が辞職
https://www.asagaku.com/chugaku/newswatcher/6804.html

>舛添氏の「政治とカネ」をめぐる今回の一連の問題は、今年2月に明らかになった高額な海外出張費が発端だった。航空機は最上位クラスを使い、ホテルはスイートルーム。昨年10月のロンドン出張では1泊19万8千円かけていた。神奈川県湯河原町の別荘へ公用車で行き来していたこともわかった。

>5月には政治資金の使途でも問題が浮上する。家族旅行の費用を政治資金から支出していたことが明らかになった。知事就任前の2013年と14年、千葉県内のホテルに支払われた約37万円は、政治資金収支報告書に「会議費」と記載されていたが、実際は家族4人分の宿泊費だった。その後も、政治資金を美術品や漫画本の購入費、イタリア料理店や回転寿司の飲食代などに当てていた疑惑が次々に浮上した。

もちろん実質的な家族旅行を政治資金で支出していた等の行為は不適切であり、擁護ができるものではありません。

一方で、政治資金には支出に制限はなく、違法性がなかったこともまた事実です。

30万円で辞職した私に言わせれば、数千万円で会計責任者のみの処分で済むというのなら公平性に欠ける。

と舛添氏が喝破しているように、支出と収入という違いはあるものの、かたや完全に違法な裏金づくりを数百万~数千万円単位で意図的に行っていた議員が仮に不起訴・不処分となれば、国民目線でも政治家目線でも納得できないのは当然といえます。

現在、ほうぼうから「検察がトーンダウンしている」「共謀罪が立証できないので、会計責任者だけの処分に留まるのではないか」という説が流れてきています。

しかし検察が自己判断で不起訴とするのではなく、少なくとも裁判所の判断を仰ぐ段階までは進めるべきではないでしょうか(任意聴取された議員は書類送検されるので、起訴・不起訴の判断がされるはず)。

何より心ある議員は、違法性のある行為に手を染めたわけですから、舛添前知事同様に自ら出処進退を考えるべきです。

週明けにもまた新たな動きがありそうです。続報に注視してまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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