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石原伸晃氏の参議院転出は「勇退」「後人への禅譲」ではない理由

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

石原伸晃氏が次期衆院選に不出馬宣言をしたことが話題になっています。

石原伸晃氏、参院選への出馬に意欲 会見最後に「あ、引退しませんから」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebf585d5055fabf36db939ed95601fa720b2d2fa

「後人に道を譲ることにした」ということで、おお案外と引き際が良いじゃないかと思いきや、参議院選挙(東京都選挙区)に出馬したいということで、関係者一同は椅子からズッコケた次第であります。

結論から言えば、これは「後人に道を譲った」のではなく、「つらい選挙区を若手に押し付けて自分は楽な方に逃げようとした」ということになるでしょう。

杉並区はベースとしてリベラルが強い地域で、前回は野党共闘が成立し、石原伸晃氏は比例復活もできないほどの差をつけられて敗北しています。

その後、区長選挙において野党系の区長が誕生するなど、当時より自民党にとっては厳しさを増している選挙区になります。

石原伸晃氏は、ここで再起を図っても勝てないとそろばんを弾いたわけですよね。

対して東京都選挙区の定数は6。自民党が2議席はほぼ指定席になっており、自民党公認にさえなれれば当選できる可能性が高い「セーフティシート」といえます。

こういうセーフティシートこそ、経験が浅い若手や女性に譲ることが、後人を育てるということだと思うのですが…。

あとは自民党都連が石原伸晃氏を公認するかどうかですが、ある程度の根回しは済んだ上で記者発表をしているのでしょう。

こんな参議院を落選議員の「下請け」にするようなことで、自民党は良いのかどうか。石原伸晃氏も憲法改正をやりたいというのなら、憲法審査会の開催頻度が高い衆議院で勝負するべきではないかとか、疑問はつきません。

最後に審判を下すのは有権者。

仮に2年後の東京都選挙区に出てくることになれば、私の改選と激突することになりますので、気を引き締めて臨んでいきたいと思います。

動画でもコメントしました

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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