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首相経験者でも、普通の街頭活動ではガン無視される。それでも駅に立ち、マイクを持ち続けることができるか?

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

野田佳彦・元首相が街頭でチラシを配る動画が拡散されていました。

野田元首相に限らず、政治家を揶揄する目的で「誰も集まってないww」的な画像・動画を拡散されることがありますが、ある程度知名度のある政治家であってもマスコミや警備・聴衆を動員しない普段の街頭演説会はこんなものです。

逆に言えば、支援団体などに頼んできちんと事前に聴衆を集めておけば、立ち止まっている人が人を呼ぶ現象が起きて、それっぽい演説会を演出することができます。

これがいわゆる選挙における「組織動員」というヤツですね。

大臣経験者など重鎮政治家によっては、このような段取りがきちんと整っていないとヘソを曲げたり、激怒したりする議員もいます。そりゃあ聴衆がいた方が話す方も気持ちがいいですから。

なので、大政党で著名な応援弁士が来る時は、受け入れる側の陣営は必死だったりするわけです。

そんな「ヤラセ」にどこまで意味があるのけ?

という疑問は当然に湧き上がると思いますが、前述の通り「人が人を呼ぶ」現象をつくって一般有権者にもアピールできますし、

陣営スタッフや既存支援者の引き締めになる効果も期待できるので、組織動員をした応援演説会もそれはそれでやはり重要といえます。

話を戻しまして。

しかし街頭活動をやる度に組織動員をするというのは困難で、普通にやれば元首相といえど通行人にガン無視され続けることになります。

それでも勿論、見ている人は見ています。

重鎮政治家というプライドを持たず、地道な街頭活動を継続することができるか?が極めて重要で、野田佳彦議員は首相まで経験しながらそれを見事に継続している稀代の政治家です。

テレビドラマのように、主人公がマイクを握ったらそれに感化された聴衆がワラワラと集まり、最後は涙を流して盛り上がる…ということは、現実はまず起こりません。

一方で、通行中や建物の中で聞いている方や、去り際にチラシを受け取って政策が届く人々は確実に存在する。

それを信じて地道な活動を続けることができるかどうかが、地盤・看板・カバンのない政治家が成長できるかどうかの分かれ目なのだと思います。

というわけで、国会も閉会しましたので、私も街頭活動をできる時にやっていきます。

告知はするけど組織動員はしないので、たぶん閑古鳥が鳴いていると思いますが(?!)、ガン無視されている音喜多を横目でチラリと眺めにでも来ていただければ幸いです。

最新の国政レポートもこの日から配布を開始します!

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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