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水着撮影会で埼玉県が対応を一部撤回。初動対応ミスと、表現規制に回った共産党と一部リベラルの悲しい劣化

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

「開催2日前にいきなり電話で言われ…」共産党の申し入れで「水着撮影会」が中止に 騒動の裏側に迫る
https://news.yahoo.co.jp/articles/58f9971ff57c7e318703246d4ba47c8dc450602b

埼玉県の県営公園で水着撮影会が、共産党からの申し入れ等を経て(諸説あり)突如中止された件につき、その中止要請が一部撤回されることを埼玉県知事が発表しました。

日曜日の夜に県知事みずからこのような発表をするのは異例中の異例です。土日の間も県庁内ではずっと協議が続いていたことが伺えます。

ネット世論による「炎上」は、方向性(特に昨今の急進的リベラル路線)によって本来は中止されるべきでないイベントが中止されてしまうなどの弊害もありますが、今回は良い方向に機能して判断を覆した好事例になったと言えるかもしれません。

私は冒頭の記事が出た直後から「ルールを遡及適用・拡大適用したことが問題」と指摘し、埼玉維新のメンバーとも連携して情報収集にあたってきましたが、まずはその問題提起通りの是正がなされました。

水着撮影会を行った一部の事業者に、一つの公園における「ルール違反」が過去に確認されたとのことですが、だからといって行政サイドがイベント中止を申請時点でルール設定のなかった公園やルール違反をしていない事業者にまで拡大することはどう考えても異常でした。

こうした事実関係を精査する前に

「事業者側に問題があったから対応したのだ」

という、行政サイドの瑕疵を否定する発信をしてしまった埼玉県知事の初動は不適切なものだったので、迅速に軌道修正を図ったのは正しい対応と言えるでしょう。

何か瑕疵を指摘されたとき、慌てて弁明してしまいたくなるのは人の情ですが、ここは危機管理対応の鉄則としてまずは事実確認を徹底してから情報発信をしなければならなかったケースで、我々も他山の石としたいところです。

そうした危機管理対応という観点からすると、県知事が現時点で「埼玉県、公園緑地協会として特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません。」と断定しているのは気になります。

昨年末に一部事業者に「ルール違反(この基準や内容などは現時点では不明)」が発覚したことが今回の発端とのことですが、共産党が動いていたことは本人たちも認めている通りの事実です。

一部の政治団体等による声に影響されたものでないとすれば、法令や前例踏襲を旨とする行政機関がなぜこのような大胆な、一律に中止要請などという決断に至ったのかについて、しっかりと理由と経緯を分析して発表してもらう必要があります。

近年、顕著な傾向ではありましたが、本来的には表現・言論の自由を尊び権力による規制を何よりも嫌うはずの左派・リベラル勢力が、自分たちが気に食わない表現については行政に圧力をかけて規制させることが当たり前のようになってきています。

もはや共産党は言論弾圧を厭わぬ組織となっていることは自明で、このような集団が権力を握れば、自分たちの意にそぐわない表現や言論がどのような扱いをされるかは火を見るよりも明らかです。

そんな共産党を無理くり擁護するジャーナリストも、自ら表現の自由を手放す言説を披瀝するなど、残念ながら急進的な一部「リベラル」は表現を守る存在ではなくなってしまいました。

一方で「リベラル」と言われる有識者の中にも、上記の堀氏のように、冷静に自体を判断して今回の対応に苦言を呈している方もおられます。

左右問わず、表現・言論の自由を尊ぶ方々と連携し、隙あらば気に食わない表現を規制しようとする勢力には毅然と立ち向かい、表現やそれに伴う職業や仕事の自由を守るために行動してまいりたいと思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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