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立憲・泉健太代表が「身を切る改革」と発言。党内議員をまとめる見通しと覚悟はあるか?

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は新年一発目の日曜討論で、各党党首クラスのインタビューが放映されました。

その中で、立憲・泉健太代表の発言がニュースに。

立民・泉代表「身を切る改革で維新と連携」
https://www.sankei.com/article/20230108-L2LJIFEEXZLN3AWSW7LG74ECOA/

>「何でもかんでも増税を先に言うのではなく、歳出改革、国会議員の身を切る改革にまず優先して取り組むという意味で、大きく連携できるのではないか」と述べた。維新のキャッチフレーズである「身を切る改革」に言及しつつ、連携強化へ秋波を送った
(上記記事より抜粋、強調筆者)

これには維新関係者の多くが反応・反発。

それはそうですよね。まさに「身を切る改革」というフレーズは維新スピリッツの根幹の一つ。「思いつきや党利党略で、軽々に口にするな!」というのが多くの所属議員・支援者たちの本音ではないかと思います(私も含め)。

国会議員に限っても、身を切る改革をセルフで実行し続けることは生半可なことではありません。

現状では月々の歳費2割、ボーナスを3割自主カット。いわゆる文通費は懐や選挙費用には入れず、すべて領収書を自主公開。

持ち出しが多く決して裕福とは言えない中、そしてライバルたちが着々と選挙資金を積み上げて行く中で、これをやっていれば命がかかった選挙でも圧倒的に不利になります。

かつ、歯を食いしばって実行しても「そんな無意味・有害なことをアピールをするな!」「ちゃんと金つかえ!」とむしろ強烈批判をされるので、精神衛生上もよろしくない。

そんな「身を切る改革」を、即時実行で100名を超える所属議員に承諾させることができるのか??

その他にも議員定数の削減や、委員長特権の廃止、参議院の歳費自主返納など国会議員が嫌がり、しかしやるべき様々なメニューがあります。

それらを取り入れ、自主的にやれることを即時できるながら凄いことですが、にわかには信じがたいですし、選挙協力をねだるためにリップサービスで発言しているのであれば、気持ちを逆なでする逆効果ではないかと思います。

加えて維新は国会議員だけでなく、地方議員も含むすべての所属党員が「身を切る改革」を実践しています。統一地方選挙を見据えて、こうした認識合わせも必要になってくるでしょう。

通常国会に向けてどういった政策連携が行われるのか、政治の世界特有の「駆け引き」が行われると思いますが、維新の根幹がブレることがないようにしっかりと臨んでいきたいと存じます。

動画でもコメントしました。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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