こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
子育て世代の候補者にとって、ついて回る悩みが「育児との両立」。選挙運動をすればするほど票は増える現在の仕組みではありますが、四六時中こどもを預けておくわけにもいかないという当事者が大半ではないでしょうか。
じゃあ、子どもを連れて選挙運動をすれば良いのでは?背中におぶって…
みたいな発想になるところ、これまで政治・選挙業界では「子連れ選挙運動は公選法違反!」というのが一般的な理解でありました。
未成年者の選挙運動は禁止されており、単に子どもを「連れている」だけでも、それが集票へのアピールであれば選挙運動ではないか?みたいな疑念が払拭しきれず、選挙管理委員会も明確な線引をしてくれていなかったわけですね。
そこについに、東京都選挙管理委員会が一石を投じたのです!
選挙Q&A(選挙運動と政治活動)
https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/qa/qa-katudou/#kodomo
>子どもを連れて選挙運動をすることはできますか。
>18歳未満の者は、ポスター貼りなどの単純労務に従事することを除き、選挙運動をすることが禁止されております。
単に候補者やスタッフと一緒に子どもが同行すること自体は禁止されておりませんが、有権者に対し直接働きかける行為(例えば、選挙運動用自動車に乗車して無言であっても有権者に対して手を振ることや、街頭演説で与えられた原稿を機械的に読み上げる行為等)は、禁止されている「選挙運動」に当たる場合があります。
「単に候補者やスタッフと一緒に子どもが同行すること自体は禁止されておりません」
何気ない一文ですが、これが選挙管理委員会によって明示されたことはなかなか大きいことです。
選挙カーに子どもを乗せているだけで「選挙違反!」となっていた今までの実情を考えると、同行が禁止されていないというだけで、子育て世帯の候補者・ボランティアスタッフにとって格段に活動の幅が広がるのではないでしょうか。
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この変化のきっかけになったのは、おそらく当事者の立候補&下記の新聞記事で、
4歳おんぶして演説は法律違反? 立候補の母が直面した「思わぬ壁」
https://www.asahi.com/articles/ASQ796SJ8Q75UTIL010.html
これに大きな反響があったことから、東京都選挙管理委員会が動いたものと推察されます。都選管、これはグッジョブです。御本人のFacebookにも喜びの投稿がなされておりました。
当事者が挑戦・発信をする→メディアが取り上げて注目が集まる→変化が生じる
亀の歩みですが、こうやって少しずつ選挙を改善していくことは極めて重要なことです。
こうした変化を後押しし、不条理な選挙の世界で少しでも子育て現役世代が挑戦しやすい環境が整うよう、私自身も政策提言を続けてまいります。
なお日本維新の会は、子育て世帯の当事者には政治活動・選挙運動の期間中にベビーシッター代をサポートする取り組みなどを始めています。
来年の統一地方選挙への挑戦に興味がある方は、ぜひとも公募申請や「維新政治塾」へのご入塾などをご検討ください!
人財発掘プロジェクト
https://o-ishin.jp/election/district/
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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