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ロシアへの非難決議、れいわ新選組の反対で全会一致ならず。決議に反対会派が出てしまう致命的なデメリットとは

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日の衆議院本会議で採決をされたロシアに対する非難決議が、れいわ新選組3名の反対によって「全会一致」にならなかったことに対して、与野党を超えて無念の声が上がっています。

れいわは「内容が不十分」「やってる感に意味はない」「どちらか一方にのみ肩入れをするべきではない」などの主張をしていますが、個人的にはいずれも納得できるものではありません。

なぜ多くの政治家たちが「全会一致」にこだわっているかというと、まさに「国際的な意味・使われ方」がわかっているからです。

日本という国の国家が全会一致で「ロシアの侵略を許さない」という強いメッセージを世界に伝えことが最重要なのであって、そこで公党の一つが反対してしまえば、むしろ誤ったメッセージを伝えることになります

ロシアとしてはしてやったりで、「日本にも我が国を支持する政党がある。ほら、我々の言い分も正しいのだ!」と大喜びでこの分断を利用するでしょう。

もちろん民主主義国家の国会において、各政党・議員がどのような政治信条を持ち、どのような採決態度をとってもそれは自由です。素晴らしいことです。

しかしながら前述の理由から、せめて棄権・退席にとどめてほしかったと個人的には強く思います。よって「残念である」という遺憾の意を私としても発信させていただくものです。

>様々な政治信条の議員が国会にいることは当然のことであり、少数派の意見もきちんと議論されるべきが国会のあり方です。しかし、それは立法府における最低限のルール・マナーに則って行われるべきであり、このようなパフォーマンスが受け入れられるかも含めての審判が、今夏の参議院議員選挙になることを忘れてはなりません

(上記記事より抜粋、強調筆者)


彼らの「目的」からすれば、それ(退席)は最初からそれはありえない選択肢だったのでしょう…。

「言葉(決議)に意味がない」と断じてしまうなら、民主主義における少数意見の留保とは何なのか。ならば彼ら自身がどうして、議場でルールを破ってまで不規則発言をされたのか。

こちらの記事が指摘しているように、参議院選挙にて有権者の皆さまからの審判を仰ぎたいと存じます。

動画でもコメントしました。

なお、維新の党内にも様々な意見・議論があることは事実です。

しかしながら政調会・役員会、あるいは個人間のやり取りで活発に議論を交わし、最終的には本決議案に賛成することを機関決定とし、党としてのスタンスは当初からブレていないことを申し添えます。

近日中に緊急提言も政府に申し入れ、それに基づく質疑・提案を来週からの常任委員会で私自身も行ってまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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