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他人を晒すものは、また自分も晒されている。立憲民主党議員が自爆した、ちゃちな自己満足ショー

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

にわかにGoToトラベル事務局の職員に、「日当4万円(最高7万円)」が支払われていることが話題となり、学術会議問題で攻め手を失った野党が合同ヒアリングで官僚の方々を責め立てているようです。

私は元来「小さな政府」主義者であり、税の使い道については人一倍厳しい方だと思いますし、GoToトラベル事業自体は改善点が多数あるなど課題の多い政策だと認識しています。

それでも今回の日当金額については、正直なんで一部野党が「高すぎる」と責め立てているのか理解に苦しみます

多くの方々がすでに指摘している通り、政府が事業者に払っている「日当」がそのまま勤務者の給料(日給)になるはずもなく、そこから事業主負担をする様々な経費が差し引かれます。

そしてとりわけひどい、ひどすぎるのが原口一博議員のこの追及です。

この報じられている「日当」は発注先の事業者に支払われるものであり、勤務者に直接払われるものではない。

という当たり前のビジネスの仕組みを説明している担当官僚に対して、「それは二重取りではないか(会社の給料と政府からの日当がダブルで支払われているのはおかしい…?)」という謎論点で責め立てる原口議員。

人材を派遣してくれている会社・事業者に対して、クライアントが人件費を支払う(積算して外注費に積み上げる)のは言うまでもなく当然のことです。

にもかかわらず、そのビジネスモデルを知らない原口議員が終いには「貴方はコミュニケーションが難しい人だ」と公衆の面前で切って捨てるパワハラ的な対応を取っており、これにはすでに多くの批判が集まっています。

本人はよほどこのご自身の「普通の感覚」に自信があったのか、自信満々でTweetまでした挙げ句に多くの批判・指摘を受けて削除をしています。

今回の立憲民主党・原口議員の追及はまったく見当違いなものであり、担当官僚に対するパワハラ的な言動も不適切なものであると思います。

こうしたことが公然と行われる「野党合同ヒアリング」について、私はかねてから批判的でありますが、今回の件である種の「希望」のように感じたのは

「他人を晒そうとするものは、また自分も晒されているのだ」

という事実です。

彼らとすれば反撃をして来ない官僚に対して言いたい放題の批判を浴びせ、一部のマスコミ・支持者から喝采を受けて満足しているのだと思います。

しかし、無知からくる見当違いの追及を繰り広げていれば、外部から今度は自分たちが批判に晒される

おそらく原口議員は他党の議員である私から批判されることを心良く思わないのだろうと推察しますが、他人から指摘・批判をされたくないのなら個別にヒアリングでも意見交換でもするべきです。

官僚の方々を「晒す」という行為に出る以上、自分たちもまた「晒されている」というリスクについては、ぜひご自覚いただきたい。

そして今回、原口議員が自身のTweetを削除に追い込まれたように、健全な自浄作用が働くことでこうしたパワハラ的な「野党合同ヒアリング」は縮小してもらいたいものだと心より期待し、私も尽力をしていくものです。

本件については動画でも見解を述べましたので、ぜひご覧いただければ幸いです。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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