こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
政策反対なら官僚は異動 菅氏
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6371016
総裁選の討論の中で、「政権が決めた政策に反対を続ける官僚は異動させる」との発言が話題になっています。
組織である以上、決まったことにいつまでも逆らう人については対処をせざる得ませんから、特段に問題があるものとは私には思えませんが、関連して意思決定に関する雑談をば。
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小さいながらも組織のリーダーやマネージャーを務めていると、意思決定をする機会が頻繁に訪れます。
そこである種の基準=「決め方の決め方」のようなルール・哲学がないと、けっこう判断がブレるし何より疲れる。
なので、私が意思決定の際に大事にしている「決め方の決め方」としての信条は、
「一度決まった・完成したことは、変えるべき明確な理由や確信がない限りは変えない」
というものです。
一度決めた後にあっちゃこっちゃと迷い、判断を変えた挙げ句に「ああ、やっぱりそのままにしておけばよかった…!」と後悔する経験は、誰しもやったことがあると思います。
もちろん逆だってありつつも、やはり確信もないのに「変える」ことはリスクやコストが高いですよね。
そりゃ周りはあれこれ言ってくると思うし、その意思決定に反対していた人は特に最後まで抵抗してくると思いますが、そこで明確な確信も持てないのに変更を繰り返せば朝令暮改になり、周囲の信頼も失うばかり。
なので、
「これ、やっぱりやめた方がいいんじゃないですか?変えた方がいいんじゃないですか?」
などと意見・選択肢が出てきた時には、私は必ず「何か前提条件が変わったのか?本当に変更に足るべき理由があるか?その方が良いという強い確信が持てるか?」を自分に問いかけます。
そこで変更にロジカルな説明がつかない、少なくとも80%以上くらいの強い確信が持てない限り、当初の意思決定は変えずに進むことにしてます。
なんでこの「意思決定のセルフ黄金律(ゴールデンルール)」を導入するようになったのかは忘れましたけども(!)、今のところ上手く行っている気がしますし、変えるべき明確な理由が生じるまでこのままでいこうと思っています。
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人それぞれ政治家や経営者などリーダーにはこうした「意思決定のルール」があると思いますが、決まったことに従わない人はチームから外れてもらうというのは、こうした観点からも間違ったものではないように感じる次第です。
多くの指南書などが出ている通り、意思決定や組織運営は正解のない永遠の課題。
以上の自分ルールは自分ルールとして私も大事にしつつ、状況を見て改善を続けていきたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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