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学生は「学業」をおろそかにすることなかれ。というか「全部」やった方がいいよね【雑談】

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は関東維新学生部の会合に参加し、何か喋ってくれということなので10分くらいおっさん語りをしてきました。キリッ

政党の学生部とは何か・学生部の活動に期待することなども勿論お話をしたのですが、「でも学業も大事だよ」という面白くない話しと思い出でもブログに書いておこうと思います。

「大学(学歴)なんて無意味だ。今の時代、オンラインサロンでだって学べる!」

という主張もありますし、それはそれですべてを否定するものではないのですが、私個人の感覚・経験で言えば大学時代に勉強したことはけっこうダイレクトに今も役に立っている(思考を深めるアイテム・体系になっている)と思ってます。

ロバート・ダールのポリアーキーとか、ロールズの正義論とかを読んでレポート書いたなあ…とか、まだよく覚えてるし。

加えて、博士号や修士号を持っている人は海外でも評価が高いですし、コロナ禍でオンライン化など色々な変化があるとはいえ、学業や知識の重要性というのは少しも変わることはないだろうと予測しています。

なので、学生部の活動に打ち込んでくれるのは嬉しい反面、やはり高校生なら受験勉強、大学生なら単位や授業をおろそかにしない方が良いと思うわけです。

留年も時間とお金が勿体ないので、それなら留学した方がいいですよね。。

高校時代は進学校で脱落気味だった私ですが、大学時代はどういうわけか一念発起し、必要単位を一度も落とさず(優も多い!)、むしろ余計に何十単位も取得して大学時代を満喫して卒業したという経緯があります。

とはいえ、「勉強の虫」のようになっていたわけではなく、何度かブログなどでも取り上げている通り学生時代の中心は学園祭の運営で、他にも中国武術に打ち込んだりバックパッカーで海外に行ったりと、4年間を満喫し倒しました。

(もっともパリピに近かった時のワイ)

15年経った今に参考になる部分があるかわかりませんが、主に学業面で私が大学時代にやっていたことなどをここに記しておきます。

●クラコン(クラスコンパ)の幹事をやるなど、クラスの中心的存在になる

大学は語学のクラスが人間関係の中心になることが多いと思いますが、まずはここでクラスコンパ(飲み会・食事会)を主催して中心的存在に躍り出ます。

他の必修科目のクラスでも、知り合いが少なければとにかく何かイベントを仕掛けて「顔が広いやつ」ポジションを取りにいきました。これが次につながっていきます。

●交代でノートを取ったり、毎回出席する優等生のノートを借りてGETする

そうです、その目的はここにあるのです!クラスに友人が増えればその分、情報も増えます。

試験前にだけ隣近所の人に話をかけて「ノート貸してくれない?」などと言っても、断られるのが関の山。しかし序盤から人間関係を築いておけば、そんな心配はありません。

私はフランス語でいわゆる「ハマり」と呼ばれる先生に当たってしまったのですが、そこで音頭をとって

「毎週、2人ずつ分担して真剣に授業範囲を予習・復習して、完璧な逐語訳を作ろう!一期につき一人一回ずつで済む。それから最後にみんなのノートを合算すれば、完璧なものができるはずだ!」

というシステムを考案し、先生からも「今年のクラスは出来が良い」という評価を勝ち取って全員で乗り切りました。

●試験前に「模解(模範解答)」を作る

情報やノートが集まったら、政治学の専門科目に関しては試験前に過去問などから出題を予測した「模解(もかい、模範解答)」を作ってました。だいたい、大学の先生って似たような問題を出すんですよね。

まあ外すときもあるんですけど、一回自分で答案文章を書き上げると頭の中が整理されるし、予測を外しても部分的に引っかかったりするので役に立ちます。

しかし、これには自分の勉強以外にもう一つの目的があったのです…。

●最終バージョン手前の模範解答は、周りに配ってあげる

作った模解については、せっかくだから周りに配ってあげてました。しかし流石に完璧に仕上げた模範解答をあげるのは癪に障るので、完成手前くらいのバージョンを配ります。

「え、癪に障るなら別にあげなくてもいいじゃん?」

と思うかもしれませんが、これには普段から情報交換をしているお返しという理由の他に、意外な効果もあったのです。

真面目な人はそんな模解は参考程度に留める一方、そうでない人は「もうこれで勝つる!」とばかりにその不完全な内容だけを答案に書くわけで。

すると!

試験の評価というのは相対評価が多いため、横着をして私が作った模範解答だけで試験を受けた人は「可」や「良」を取り、私自身は相対的に「優」を取りやすくなるというわけですね。

単位を取りたいだけの友人たちからは「おまえの模解のおかげで単位きたよ!ありがとう!」とめっちゃ感謝され、私は高評価を取れて嬉しいというwin-winな関係になれるので、模範解答を作る作業は面倒なようで一粒で二度美味しいのでした。

というわけで、あの手この手で大学の単位を取るために試行錯誤してきたわけですが、そのプロセスも含めてめちゃくちゃ勉強になったし充実していたなーと思うなど。

(左は現在、衆議院東京12区支部長の阿部司さんである)

オンライン授業ではこのように学生同士の「横のつながり」で情報交換をすることが、リアルよりもかなり難しいという話も聞きます。

「どうやって授業を乗り切るのか、単位を取るのか」

をチームプレーで乗り切るのも、学生生活の一つの醍醐味だと思いますので、そうしたキャンパスライフが一刻も早く皆さんに戻ることを祈り、私も努力をして参ります。

あと、飲んで語り合ったり徹夜で麻雀を打つのも大事だけど、死ぬほど本は読んでおいた方がいいですよ!!

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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