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決断をするのは政治の役割。専門家を叩く一部メディアの勘違いとダブルスタンダード

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

「判断延期」受け入れられず GoTo、感染拡大で提言も 尾身分科会長
https://news.yahoo.co.jp/articles/1257338bf03eea18ab20b5daa7733cbfe99554e5

本日の委員会質疑にて、専門家会議・分科会長の尾身氏がGoToトラベルキャンペーンの延期を具申していたにもかかわらず、政府は受け入れなかったことが改めて明言されました。

見切り発車されたGoToの運営がボロボロなことを考えても、結果としてこの政府の判断は間違っていたと思いますし、我々も政府に対しては厳しい意見を述べています。

しかし、一部のメディア・記者たちがその批判の矛先を専門家(尾身会長)に向けているのは明らかにおかしいと思います。

むしろメディア・ジャーナリストの役割は、

「どういう理由で専門家の提言が受け入れられなかったのか」
「他にどんな検討材料があったのか、意思決定プロセスに問題はなかったのか」

などを取材し、最後は意思決定をした政府を適切に批判することであって、その結果が自分たちの意にそぐわないものだからといって専門家を責め立てることではないはずです。

逆に言えば、「PCR検査をもっともっと拡大すべきだ」などの提言をしている科学者・専門家がおられて、その意見が政府に採用されなかった場合、

「科学者としての良心や覚悟が感じられない!」

と罵るのでしょうか…絶対にありえませんよね。。

権威あるメディアや記者がこうした理不尽な専門家叩きをすることで、専門家の方がエッジの効いた提言ができなくなるとすれば、まさに社会の損失になります。

繰り返しになりますが、メディアや記者は批判をするなという意味ではありません。問われるべきは、この専門家の提言採用を見送った政治判断です。

もはや状況としては東京のみならず、大都市を中心に日本中で陽性者が増えている状況です。GoToキャンペーンは見直して、法改正を行い厳格に封じ込めるのか。それとも、指定感染症を見直して割り切り突き進むのか。

政府は専門家の提言をベースに次の意思決定をする必要がありますし、我々も委員会質疑等を通じて提言を続けて参ります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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