こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は決算委員会で質疑に立ちました。明日以降は国会活動も縮小される可能性が高く、政府小切手の導入提案や商品券の不合理さについても指摘したところです。
税率改正に向けて、暗号資産・仮想通貨行政の件も取り上げたところです。
仮想通貨の分離課税導入「贈与なのか売買なのかの判別できず調査進まない」音喜多議員の質疑で麻生大臣が回答
https://jp.cointelegraph.com/news/aso-answered-it-is-difficult-to-distinguish-gift-or-trade
こちらの内容については、また改めて動画やブログで解説していきたいと思います。
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さて、いよいよ明日7日に安倍総理から緊急事態宣言が発令とのことで、一足先に小池知事が記者会見を行いました。
小池知事記者会見。国を出し抜くことは決してせず、緊急事態宣言が出ることが確実視されてから、しかし記者会見は一歩先んじるという恐ろしい政治センス…!会見自体は想い・パッションが伝わる良い内容だと感じます。外出自粛、No買い溜め、No帰省で一丸となって乗り切りましょう。
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 6, 2020
東京都 小池知事 緊急事態措置の案を公表【会見での主な発言】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200406/k10012371231000.html
小池知事の非凡な政治センスと、
「あなたを守るためです。あなたの大切な人を守るためです、社会を守るためです!」
と感情を込めて再三強調する表現力には舌を巻きました。私はどちらかと言えば反小池知事に属する立場ですが、会見自体は良かったと思います。
とはいえ、懸念を上げればキリがありません。
東京都というよりまず国の責任ですが、結局は我々が求めてきた自粛イベントや業界に対する明確な「補償」や、十分な生活支援策・経済対策が固まらないまま、緊急事態宣言に突入という流れになってしまいました。
現金給付の厳しい条件など「不満のオンパレード」自公に続出 早くも「更なる経済対策を」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200406/k00/00m/020/207000c
このままでは、
「東京(などの緊急事態宣言対象地域)にいても仕事はないし、生活ができない。田舎に帰るか…」
という思考になる方が続出することは容易に想像できます。地方に両親がいれば「東京は危ない、戻ってこい!」と言われることも想像に難くないでしょう。
小池知事も強調したように、生活必需品の物流が止まることはありませんから、できる限りこのタイミングでの帰省や地方への移動は避けていただきたいです。
しかしながら、現実的にすべての帰省・移動を止めることは、困難を極めることも想定されます。
であれば個人的な考えですが、緊急事態宣言後に対象地域から地方に移動される方に対しては、海外入国者と同様の対応を求めることも検討するべきではないでしょうか。
現在、海外からの帰国者に対しては、指定された場所(自宅も可)で2週間の待機要請や公共交通機関の使用自粛を要請しています。これらを国内移動にも拡大する。
この時点で地方に長期間帰省する方は、(恐らく)急を要する仕事なども少ないでしょうから、ご実家等に留まっていただくことは比較的容易ではないかと考えられます。
また、この要請自体がある種の「抑止力」となることも期待できます(あらぬ差別や風評被害につながらないようには十分に配慮)。
・東京から地方へ移動し
・検査のために病院を複数受診どちらも感染拡大に繋がりかねない行動です。明日以降に緊急事態宣言が出るとしても、専門家会議の指針等を参考に適切な行動を。「私くらいなら」がパンデミックに繋がります。 #NewsPicks https://t.co/rQYnsxyE4S
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 6, 2020
ただその際には、検査を求めて複数の医療機関を診療すること(いわゆるドクターショッピング)は避けていただくよう、重ねて説明・強調しなければなりません。
これらと並行し、要請をできる限り守っていただくための十分な生活支援策、将来に向けた経済政策を練り直して早期に発表することが重要なのは言うまでもありません。
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繰り返しになりますが、まずは帰省・移動は避けていただくことが大前提です。ことさらに危機感や地方への移動を煽るようなことをするべきではありません。
一方で交通が遮断されず、緊急事態宣言後も法的効力のない「要請」に留まる以上、あらゆるケースを想定して先回りをしておく必要があります。
明日7日の総理記者会見では、(国民の意識に大きな影響を与える)十分な生活支援・経済対策が発表されるか否かも含め、国内移動への対策が行われるよう注視し、また議論を重ねて政府にこちらからも提言していきます。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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