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鳥越俊太郎さんが電子マネーに怒っているので、やっぱりシルバーパスはICカードにするべき

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

ネット上で話題になっているこちらの記事で、久しぶりに鳥越俊太郎さんのお名前を見かけました。

鳥越俊太郎氏(78)が電子マネー強制社会に怒り 「私たちは現金世代」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181003-00000004-moneypost-bus_all

ネットは鳥越さんより若い世代が中心ですから、当然に厳しい論調が注がれているわけですが、これを見て改めて「シルバーパスをICカードにするべきだ!」という思いを強くしたところであります。


参考:
高齢者だけが利用できる「シルバーパス(敬老パス)」を廃止した方が良い3つの理由|みんなの介護ニュース

https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no114/

議員になってからずっと不合理なシルバーパスの是正を提言している私ですが、すぐに廃止ということは難しいので、まずICカード化による実態把握を求めています。

超絶お得制度である(その分の負担は現役世代を中心とした都民全体が負う)シルバーパスの人気は絶大であり、70歳以上の高齢者への普及率は高く、2017年には発行枚数100万枚を突破しました。

しかしこれは昔ながらの磁気カードで発行されているため、現金+磁気カードで生活するスタイルが高齢者のデフォルトとなっています。

一方で、ICカード(≒電子マネー)であるSuicaの利便性・普及率も高まるばかりです。

障害者向けの優待パスなどもすでにICカード化されていますから、「高齢者には複雑過ぎて扱えない」ということはありませんし、むしろ高齢者に対して失礼なものの見方でしょう。

結局の所すべては「慣れ」の問題で、使う機会が増えれば自ずと順応していくことはほぼ確実です。

シルバーパスに高齢者が慣れてくれれば、現金を取り扱う負担から開放されるあらゆる事業者側にもメリットがあり、社会全体のQOLが上がっていきます。

その「慣れる」ための機会として、高齢者から根強い支持のあるシルバーパスのIC化は最大の機会であり、むしろシルバーパス最後の役割とも言えるのではないでしょうか。

今後、高齢化に伴い社会保障費が激しく増加していく東京都において、シルバーパスなど時代に合わなくなった制度は見直しが必要になります。

廃止や見直しというところまでは踏み込んでいませんが、都議会公明党も先の代表質問にて、シルバーパスの利用実態を調査することを都に求めています。

単なるバラマキに終わるのではなく、実態に即して社会や時代の流れに資するあり方になるよう、引き続き私からも提言を続けています。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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