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「都政に集中」で小池知事の支持率は回復。原点に戻り、無党派層の期待に応える改革を

日々のこと

こんばんは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

夜中に雪は止んだものの、やはり朝は交通機関の乱れがありましたね。ツルッと滑っている人を見かけることも。

おときた駿事務所で購入したスコップは、やはり4年前の大雪以来4年ぶりの出番でした(苦笑)。

明日以降も寒波襲来で厳しい寒さが続くとのこと。私も体調管理には十分に気をつけていきたいと思います。

さて、「都政・都知事」についての世論調査を継続して行っている唯一の団体であるJX通信さんが、新たな調査結果を発表しました。

30%台という知事としては「危険水域」の数値を脱し、支持率は46%まで回復した模様です。とはいえ記事中には、このようにあります。

>しかし、内訳を見ると、支持基盤の脆弱さやダメージの大きさが浮き彫りになってくる。知事の支持率45.8%のうち「強く支持する」と答えた層は9.4%に留まっており、10月半ばの衆院選直前と同水準で変わっていない。支持率の回復は「どちらかと言えば支持する」と答えた弱い支持層が約14ポイント増えたことによるものだ。

これは裏を返せば、前回の調査時(衆院選直前)には「ふわっとした支持層」が国政進出に否定的な見方を示し、「都政に集中せよ!」というメッセージを送っていたということではないでしょうか。

そして希望の党代表を退任し、都政に専念する姿勢を見せたことで、こうした支持層は戻りつつあるようです。

>一方で、ボリュームゾーンである無党派の半分強や自民党支持層の約4割が小池氏を支持している現状は、今後の小池都政を占ううえで重要なポイントだ。2016年都知事選では、各社出口調査で小池知事が無党派・自民党支持層のそれぞれ約半分を獲得したことが分かっている。つまり、小池知事の支持基盤はまだ脆弱とはいえ2016年都知事選時の構成に立ち戻りつつあるのだ。

そしてここが特に重要な指摘です。小池知事を誕生から支えてきたのは、「古い自民党にはできない改革」を望んでいる保守改革層です。

この層は既得権益との癒着を嫌ってしがらみのない政治を期待し、閉鎖的な政治を忌避して情報公開を求めます。

昨年10月の都民ファーストの会を離れてから何度も申し上げている通り、この「原点」に立ち戻った政治の実行こそが小池知事に期待されていることです。

それは例えば

・職員の人事制度も含めた大胆な公務員制度改革、天下りの撲滅
・区市町村への大胆な権限委譲を進める統治機構改革
・大幅な規制緩和による経済成長の実現

などでしょう。いずれも、既得権益と深く結びついた古い政党・古い知事にはできなかった改革メニューです。

現在、都政改革本部で進められている改革は評価できる反面、政治的な「改革」というより「業務改善」レベルのものが多いのも事実です(「自律改革」なので当然なのですが)。

今後小池知事が長期政権を築くために必要なのは、既存の圧力団体と関係を深めることではなく、もともとの支持層である無党派・保守改革層に訴求できる「聖域なき改革の断行」ではないでしょうか。

なお、小池知事の支持率回復に反比例して、都民ファーストの会の支持率が急落していることにも触れられています。

>都議選投票日1週間前の調査では32.2%の支持を集めていた同党だが、衆院選を経ておよそ4分の1まで大幅に減らしていることがわかる。

これはやはり私がいなくなったことが大きな要因と言えます。というのはもちろん冗談です(かがやけTokyoの支持率・認知率、最下位ですし…)。

都民ファーストの会も含めてすべての会派支持率が低迷している点から見ても、やはり

「都政・都議会は何をやってるんだかわからん」
「わからないものには期待もできない」

という状態に戻りつつある気がします。都政への注目度が低下をして報道量が減っている今こそ、各会派や議員各個人の情報発信がより重要になってくるでしょう。

私自身も都政の動きがより可視化されるよう、一層の情報発信に努めていきたいと思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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